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ライブWebinarでお受けした質問に対する回答をご紹介します。

EC50てなんですか?

50%効果濃度です。Biacore™の場合は最大結合レスポンスの半分のレスポンスを与える濃度を意味します。


NSB reducerは何故、効果があるのでしょうか?

NSB reducerはデキストラン断片が入った溶液です。終濃度1mg/mL程度にしてアナライト溶液に混ぜて添加することで、アナライト溶液組成中のデキストランと非特異結合を起こす分子をあらかじめ吸着させて、センサーチップ表面上のカルボキシメチルデキストランとの非特異的結合を抑制することが可能です。特に血清はデキストランと非特異的結合を起こしやすいことが知られており、NSB reducerが活躍します。


キャプチャー量は安定してますか?

抗体発現量が異なるためサンプル間の差はもちろんございますが、同じサンプルを再測定する場合の再現性は非常に高く、安定しております。


HAタグの場合は、ドリフトが大きいですか?

一般的にはそれほどドリフトは大きくないはずですが、キャプチャーされる分子の立体構造などにも影響しますので、実際に用いる場合は事前にご確認いただくことをお勧めいたします。


1 kitで何測定分の試薬が入っているのでしょうか。

キット付属のBiotin CAPture Reagent の消費量は機種により異なります。8K/8K+/T200/S200で100回程度、X100で80回程度のInjection回数に相当します。Sensor Chip CAPは、4~8℃で2か月間の保存が可能です。また、Biotin CAPture Reagentは単品販売(29423383)もございます。


キャプチャー法を実施する場合も、ビオチン化等のモディフィケーションによる影響を見るために、通常直接法も比較されるのでしょうか?

はい。Biacore™の専門用語となりまして、サンプルなどを添加する前のベースラインまで戻す操作のことを再生操作、その際に用いられる溶液のことを再生溶液と呼んでおります。詳細はマニュアルやWebinar「ノウハウや経験がなくてもBiacore™の測定系を最速で立ち上げられる方法」をご覧ください。 。


再生とは測定を意味する言葉ですか?

はい。Biacore™の専門用語となりまして、サンプルなどを添加する前のベースラインまで戻す操作のことを再生操作、その際に用いられる溶液のことを再生溶液と呼んでおります。


様々なプロットを示していただきましたが、一番良いのは、kinetic screeningでしょうか。

情情報量が最も多いのは仰る通りkinetics screeningとなりますが、「良い」のは必ずしもそうとは申し上げられません。抗体クローン数が非常に多い場合や時間的制限がある場合はReport point-based screeningでも十分な情報を得ることができます。また中には1:1 bindingにうまく適合しないようなサンプルも見られることもあり、それを考慮するくらいならOff-rate rankingも十分に有用な手段となろうかと思います。


抗原をペプチドなどではなく、細胞を抗原として流してスクリーニングすることは可能でしょうか?

系自体は組むことができますが、通常スクリーニングやキャラクタリゼーションをBiacore™で行う目的となる数値は得られない可能性が高いです。細胞上の抗原のモル濃度が不明であるためKD値を求められないことと、抗体固定化量の違いにより細胞上に存在する複数の抗原のAvidity効果が異なりますので、抗体のランキングも難しいです。


このウェビナー動画は録画などを行い、後日見ることは可能でしょうか?

弊社よりオンデマンド配信を実施しておりますのでそちらをご覧ください。


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