Cytiva

検索のヘルプ

Location:Homeテクニカル情報配信サービスバイオダイレクトメールバイオ実験の原理と方法 > クイズ

クロマトグラフィークイズ:あなたのクロマトグラフィーの知識は・・・

3分野各10問の二択式のクイズで、クロマトグラフィーの知識を計ってみましょう。各分野の正解率に応じて、「道場主」「有段者」「入門者」の称号を進呈します。

挑戦したい分野だけクリックしてもOKです。

総合編

設問にある文章が正しいかどうか、「○」「×」を選択してください。

No 設問 ×
1 1M Tris-HCl pH8.0のバッファーストックがある。これを20倍希釈したものを、50mM Tris-HCl, pH8.0として使ってよい。
2 ゲルろ過カラムで高分離を得るには、サンプル添加量はカラム体積の10%程度にするべきである。
3 ゲルろ過はさまざまな条件のバッファーを分離に用いることができるので、複雑な組成をもつ初期の精製に使われることが多い。
4 疎水性相互作用による精製で、条件検討を実験室にある精製システムで行った。本番の精製では、失活しないよう念を入れて低温室で精製を行うことが望ましい。
5 陰イオン交換用の官能基であるQ(強イオン交換体)とDEAE(弱イオン交換体)では、Qの方が強くタンパク質を吸着させることができる。
6 塩化ナトリウム(NaCl)と硫酸アンモニウム((NH4)2SO4)では、塩化ナトリウムの方が塩析効果が高い。
7 GST融合タンパク質を精製後、GSTタグを酵素でカットしたとたん溶液が白濁した。原因は酵素の失活によるものである。
8 Hisタグタンパク質をNi固定カラムで精製し、1.5 mlのフラクションを3本得た。ここからイミダゾールを抜くためにHiTrap™ Desaltingカラムを使う場合、カラムからの溶出は1.5カラム体積分の7.5 ml分の送液を行って、つづけて次のサンプルへ進めばよい。
9 イオン交換カラムにサンプルをかけるため、現在のサンプルから完全にNaClを抜きたい。サンプル量は2 mlなので、脱塩カラムPD-10で行うことができる。
10 Sephadex™は第二次世界大戦中に出血多量の兵士を治療するための代用血漿として開発されたデキストランを架橋したものである。

ÄKTA™編

設問にある文章が正しいかどうか、「○」「×」を選択してください。

No 設問 ×
1 ÄKTA™primeやÄKTA™FPLC、ÄKTA™purifier UPCシステムでは、実験後にシステム電源を切るか"ランプオフ"作業が必須である。
2 ゲルろ過カラムにサンプルを600 μl添加したいが、ちょうどよいサイズのサンプルループがないので希釈して1 mlにするしかない。
3 ÄKTA™で使うバッファーは、スターラーで攪拌してよく溶けていれば特にろ過する必要はない。
4 流速1 ml/minで送液したら、圧力表示が0.32 MPaだった。圧力は問題なし。
5 シリンジからサンプルループにサンプルを注入したら、速やかにシリンジを抜かなければいけない。
6 サンプルが100 mlある。カラムサイズが小さいため、1度にカラムに添加できるのは20 mlが限界である場合、5回同じ実験を繰り返す必要がある。そのためには、UNICORN™で作成したメソッドを一回ずつ実行する操作が必要である。
7 ポンプに空気が入ると、送液がまったくできない。
8 低温室、クロマトチャンバー中のシステムを使った実験が終わったら、システムの電源はOFFにするべきである。
9 実験が終わったら、システム内がバッファーのまま放置しても1週間くらいなら大丈夫。
10 実験のためゲルろ過カラムをバッファーで平衡化し始めた。40分後に終了するはずだが、会議に出なければならない。面倒だが40分後に戻ってきて平衡化を終わらせる必要がある。

カラム編

設問にある文章が正しいかどうか、「○」「×」を選択してください。

No 設問 ×
1 ゲルろ過カラムを使おうと思ったら、カラム上部に5 mmほど隙間があった。これくらいの隙間なら無視して実験に使ってよい。
2 カラムを良く見てみたら、なんとなく濃い白と薄い白色のまだらに見える部分があった。これはカラムとガラス管の間に空気が入ったことを示しており、そのカラムはもう使えない。
3 見た目、圧力ともに異常はないが、同じサンプルを分離したときの分離パターンが以前と変わってしまった。カラムの劣化なので、そろそろ取り替え時期である。
4 カラムを自作する際、カラム出口は開放した状態で担体の懸濁液を注ぎ込み、十分に液が抜けたら担体懸濁液をつぎたすことを繰り返すとうまく詰めることができる。
5 自作したカラムは外側から見る限りうまく充填できているように見えるが、充填状態をチェックするための方法を使えば充填状態を数値化して客観的に評価することができる。
6 サンプルが凝集していそうだったが、遠心やろ過を省いてカラムに添加したところ、即座に圧力が上昇してしまった。その場合、実験が終わったらまずカラム上部のフィルターを交換してみるとよい。
7 シリンジを使ってHiTrap™カラムでの精製を行う場合、手ではそれほど圧力がかからないため、握力の許す限りのスピードで液を送ってもよい。
8 使い終わったカラムは、1ヶ月くらいなら超純水でよく置換して保管すればよい。
9 カラムの洗浄を行う場合、時間が経ってからよりは、使い終わってすぐの方が効果が高い。
10 イオン交換カラムなどの吸着クロマトグラフィーカラムを洗浄するとき、カラム上部に汚れが付着していることが多いため、カラム出口から洗浄液を流して洗浄する方法がよく取られる。

お疲れ様でした。心の準備はよろしいですか?それでは下の「採点する」ボタンを押してください。


お問合せフォーム

※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。