UNICORN™およびDeltaV™によるクロマトグラフィーの自動化

Emerson Process Managementから提供されているEmerson DeltaV™デジタル自動化システムは、大規模な医薬品製造のコントロールシステムとして、確かな評価と実績を誇ります。PlantWebのフィールド型アーキテクチャーが、精密なプロセスコントロール、予防的メンテナンス、製薬業界特有な文書の作成を提供します。DeltaV™は、CytivaのCustomized BioProcess™ System（CBS）エンジニアリンググループが提供するプロセスクロマトグラフィーソリューションと合わせてのご提供できるようになりました。

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新薬開発プロジェクトを迅速に遂行し製品化までの時間を短縮することはすべての製薬会社の目標です。Emerson DeltaV™はこの目標を達成する上で多くの製薬会社を支援してきました。時間短縮を実現するDeltaV™のオープンアーキテクチャーや、そのプロセス遵守文書作成機能の自動化は高く評価されています。Cytivaは今回、CBSエンジニアリンググループの提供する全自動化システムにDeltaV™の優れた機能を統合しました。

一体型コントロール プラットフォーム

CytivaのCBSエンジニアリンググループはタンパク質精製における専門的知識と実績ある分散制御システム（DCS）の利点を組み合わせて、下流プロセス精製を行うお客さまにとって有益な新しいソリューションを提案します。これはプロセスクロマトグラフィー用のDeltaV™ DCSを利用したプラットフォーム構成としては最初のリリースです。提供するソリューションはいずれも、クロマトグラフィー用ソフトウエアおよびハードウエアのカスタマイズです。

CBS DeltaV™ プラットフォーム：一貫したプラント制御

CBS DeltaV™プラットフォームソリューションは、柔軟な製法開発および解析機能などのユニークな利点を有します。DeltaV™プラットフォームはsmall-phase定義の利点を用いて、一般的なDCSで通常可能なレベルよりも柔軟にバッチ運転への調整が可能です。また、DeltaV™データベースの精製データを、UNICORN™評価モジュールで読み取り可能なフォーマットとしてエクスポートすることもできます。さらには、既存のDeltaV™設備に容易に統合することができます。

UNICORN™ OPC：円滑に成功へ導く戦略

UNICORN™は精製プロトコールの開発における柔軟なソリューションを提供します。プロトコールを容易に調整、至適化できるこの機能は、プロセス開発の初期段階や第I相、第II相開発段階での製造において特に有効です。UNICORN™はどの開発段階でも使用でき、DeltaV™はプロセス全体を一元化することができます。DeltaV™は統合されたバッチ運転だけでなく、バッチ記録に対してのソリューションにもなります。具体的には、DeltaV™は全体的なプロセスコントロールのためのインフラおよびバリデーション全体の電子バッチ記録（EBR: Electronic Batch Record）を提供し、UNICORN™は精製プロセスにおけるクロマトグラフィー手順をコントロールします。後者は通常、実験室での至適化からパイロットスケールでの開発そして製造に至るまでの複数の段階で使用します。UNICORN™のOPCサーバーとそれに対応するDeltaV™のOPCクライアントは、それぞれのシステムの利点を共に提供するシンプルで効果的な手段です。