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お客さまデータ紹介 ImageMaster 2D PlatinumImageMaster 2D Platinum のご注文情報 【データ紹介】 1件
独立行政法人 海洋研究開発機構 極限環境生物圏研究センター
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泳動装置: | Multiphor II |
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一次元目のストリップ: | Immobiline™ DryStrip pH 4-7L, 24 cm |
膨潤液の組成: | 5 M urea、2 M thiourea、2% CHAPS、2% SB 3-10、0.2% Pharmalyte™ pH3.0-10.0、0.002% bromophenol blue (BPB)および 2 mM tributyl phosphine |
泳動条件: |
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【二次元目電気泳動】
泳動装置: | Ettan™ DALTsix |
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ゲル: | 20 × 24 cm |
泳動条件: |
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【染色】
CBB染色法(Biosafe™ CBB G-250)
【検出】
ImageScanner II*
※旧型製品です。
Biosafe™ CBB G-250により染色したゲルはImageScanner IIにて検出後、その画像はImageMaster 2D Platinum でタンパク質スポットや2Dマップが持つ情報を画像解析により数値化した。約500前後のスポットをこの染色法で検出できた。その中の約10-20 %のタンパク質の発現が環境pHの影響によって調節されたことが明らかになった。図1はB. halodurans C-125株の可溶性画分をImageMaster 2D Platinum を用いて解析を行った結果、スポットボリュームが2倍以上変化したスポットを示した。
図1. ImageMaster 2D Platinumによる解析結果
また、図2にはアルカリ条件(A)及び中性条件(B)でスポットボリュームが2倍以上に増加するものを矢印で表示した。スポットボリュームが中性条件に比べて2倍以上増加したスポットを赤い矢印(→)で、1/2以下に減少したスポットを青い矢印(→)で示した。
図2. B. Halodurans C-125 抽出タンパク質の二次元電気泳動結果
スポットボリュームが2倍以上増加したスポットを赤い矢印(→)で、1/2以下に減少したスポットを青い矢印(→)で示した。
中性条件で培養した細胞より得られたスポット数はアルカリ条件で培養したものより多いことが分かった。また、環境pHによって発現量が増減したタンパク質の割合は可溶性と膜結合性タンパク質スポット全体の約20%と同程度であることが明らかになった。
Ettan™二次元電気泳動システムとImageMaster 2D Platinum 画像解析システムを用い、アルカリ誘導性タンパク質およびアルカリ性環境適応に関わるタンパク質を多数分離同定した。特に、細胞の対数期の経時的な変動を解析するために中性とアルカリ性条件下で生長した菌細胞を時間単位でサンプリングし、数多くのゲル間のスポットマッチング及びスポットの定量には大変再現性の良い結果を得られた。
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