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HPLCのサンプル前処理が楽に!
 「ミニユニ」お客様の声

教授 近藤 昭彦様

写真はバイオ生産研究室の近藤様とミニユニ

神戸大学 大学院工学研究科
応用化学専攻 バイオ生産研究室
教授 近藤 昭彦様
准教授 田中 勉様

20台のHPLC装置をフル稼働して、年間50,000サンプルを分析しているという神戸大学 田中様に、サンプルの前処理のスループットを格段にアップさせる「組立不要のフィルター一体型ろ過バイアル、 ミニユニ」導入のきっかけをお伺いしました。HPLCには必要不可欠な製品ですと嬉しいお言葉をいただきました。

 

シリンジフィルターでは前処理が間に合わない

10年ほど前から、バイオエタノールの研究が進展するとともにサンプル数が増えつづけ、HPLC分析前のサンプルろ過処理に追われるようになりました。サンプル中の微細不要物を取り除くために、1サンプルずつシリンジで吸い上げ、シリンジフィルターに通し、ガラス製のバイアルに回収する作業を100~200サンプルもこなす日もありました。そんなおり、代理店からディスポーザブルのフィルター一体型のろ過バイアル「ミニユニ」を紹介され、試しに使ってみたというのがきっかけです。

大量の作業が楽、ディスポーザブルでないとコンタミネーションが心配

ミニユニは、サンプルをバイアルに入れ、コンプレッサで押すだけというシンプルな作業で済みます。手指の関節にも負担が少なく、とても楽です。そのため、1日かかっていた前処理の時間が半日に短縮されました。
また、ガラス製バイアルを洗浄して繰り返し使用する場合、不十分な洗浄による残存物のコンタミネーションのリスクがありますが、ミニユニはディスポーザブルのバイアルなので、コンタミネーションの心配がありません。

他社製の類似製品は液が漏れることも

他社に類似製品があることを知り、試したことがありました。しかし、類似製品は、ろ過する際にフィルター付きプランジャーを押し込むと、プシュッと液が漏れることがありました。おそらく、フィルターとプランジャーの溶接部分に隙間ができ、液がフィルターを通ることなく漏れたのだと思います。我々の研究室では、数万単位でミニユニを使用していますが、このような液漏れは経験がありません。

サンプルを室温で2週間置きっぱなし

ミニユニには、他社製品にはない特長がもう一つあります。発酵したバイオエタノールサンプルをミニユニの中に入れて、室温または冷蔵庫で2週間置きっぱなしでもボリュームが減らないのです。しっかりと密封される構造が蒸発を防いでいるのだと思います。 前処理後、すぐに分析作業に移れず、しばらくサンプルを放置するときにも、安心できます。

最後に、とにかく必要不可欠な製品なので、在庫が途切れないようお願いします。

近藤様、田中様が所属されている神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 バイオ生産研究室HPです。是非ご覧ください。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~akondo/

 

→ 近藤様、田中様がご愛用くださっているミニユニはこちら

 

※お客さまの使用経験に基づく記載です。
 取材日:2014年3月17日


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