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ECL™ PlusからECL™ Primeに変更する際のポイント

現在お使いいただいている試薬をお選びください。

ECL™ Plusからの変更

ECL™ Primeは、ECL™ Plus と同等の条件および操作手順で検出可能です。そのため、現在お使いいただいているプロトコールやバッファーなどを変えることなく移行していただけます(図1)。またECL™ Plus よりも感度が高いため以下のポイントを加味することで、さらによい結果を得ることができます。

図1 ECL™ PlusからECL™ Primeに移行する場合の検討ポイント(例)アクチン検出の場合

ECL™ PlusからECL™ Primeに移行する場合の検討ポイント(例)アクチン検出の場合

 

露出時間をECL™ Plus検出時の半分にする(あるいはサンプル量を半分にする)

ECL™ Prime はECL™ Plus より2~4 倍感度が高い試薬です。そのためECL™ Plusと同じ露出時間で検出をするとバックグラウンドが高くなることやムラが検出されることがあります。また、 ECL™ Plusで十分なシグナル強度が得られていたサンプルは、ECL™ Prime で はシグナルがサチュレーション(飽和)することがあります。

露出時間を半分にしたときの実験例
図2 露出時間を半分にしたときの実験例


図3 露出時間を変えた時のシグナル強度

そのほか、下記項目をお試しいただくことも可能です。

 

抗体濃度をECL™ Plus検出時よりも低くする

希釈倍率は使用する抗体により異なります。目安は一次抗体、二次抗体ともにECL™ Plus検出時よりも約2倍希釈します。

希釈率による結果の違い

図4 抗体希釈率を変えた時の結果の違い

一次抗体、二次抗体をブロッキング剤入りのPBS-T(TBS-T)で溶解し、抗体反応を行う

この方法はバックグラウンドの低減に有効ですが、感度は下がります。露出時間を延ばして感度を調整してください。

抗体反応

ブロッキング反応をOver night 、4℃で行う

ブロッキングを長時間・低温でおこなうことにより、バックグラウンドや非特異的吸着を低減できる場合があります。

 

 


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