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Location:Home実験手法別製品・技術情報GST融合タンパク質発現・精製、その他

タンパク質の精製―スカウティング応用例

ÄKTA™designでは、スカウティング機能によってこれまで文献や経験、もしくはトライ・アンド・エラーで行っていた最適分離条件の検索をシステマティックにかつ簡単に行うことができます。スカウティング項目には、カラムの種類、バッファーのpH、グラジエント、流速、サンプル添加量などがあります。機種により対応するスカウティング項目が異なります。詳しくは、ÄKTA™designシステムをご参照ください。

応用例:ヒトPCNAタンパク質の精製
イオン交換クロマトグラフィーの分離条件はpHスカウティングによりpH 8.0と決定しました。次に疎水性相互作用クロマトグラフィーの条件はカラムスカウティングによりRESOURCE™ PHEを最適カラムと決定しました。精製したPCNAはSuperdex™ 200によるゲルろ過クロマトグラフィーにより純度の確認を行いました。

HICカラムスカウティング

システム

:ÄKTA™explorer 10S

カラム

:RESOURCE™ HIC

 RESOURCE™ HIC

サンプル

:PCNAイオン交換溶出液

Elution A

:50 mM Tris-HCl pH 7.4

Elution B

:Elution A+1.8 M硫酸アンモニウム

グラジエント

:100 %B -> 0 %B, 20 CV

流速

:2 ml/min 

純度確認(Superdex™ 200)


システム

:ÄKTA™explorer 10S

カラム

:Superdex™ 200 10/300 GL

サンプル

:RESOURCE™ Q溶出液

バッファー

 RESOURCE™ PHE溶出液

流速

:50 mM Tris-HCl pH 7.4+100 mM NaCl

:0.7 ml/min

システム

:ÄKTA™explorer 10S

カラム

:RESOURCE™ Q 1ml

サンプル

:h-PCNA産生大腸菌粗抽出液(1 ml)

バッファー

:BufferPrep AIEX Mixture(pH 5.0 - 9.5)

溶出

:100%B = 1M NaCl

グラジエント

:0 -> 50%B; 12CV

流速

:900 cm/hr(4.8 ml/min)

フラクション

:2.5 ml



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