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新イメージャーImageQuant™ LAS 4000シリーズでの高感度ウェスタンブロッティングはじめに1997年に富士フイルム株式会社が発売したLAS-1000にはじまるLASシリーズは、化学発光によるウェスタンブロッティング、サザンブロッティング、ノーザンブロッティングの検出において、高性能の冷却CCDシステムが普及する大きな要因となりました。 露光時間を柔軟に設定できる冷却CCDシステムは、微弱な化学発光を蓄積して検出することができ、化学発光の高感度検出のために最適な装置として認められつつあります。またダイナミックレンジも4桁と広く、撮影した画像をすぐに解析することが可能なので、定量的検出にも適しています。 富士フイルム株式会社とCytivaの業務提携により開発されたImageQuant™ LAS 4000シリーズは、スーパーCCDハニカム技術を用いさらに性能を向上させた冷却CCDカメラシステムです。本アプリケーションノートでは、このユニークな特性が実際のサンプル測定にどのように反映されるかを解説しました。 スーパーCCDハニカムCCDとは、Charge Coupled Deviceの略称で光を受け取り、電子に変換する素子です。CCDは大きく分けると、「光を受取る受光部」と「変換された電子を転送している部分」での2つから構成されています。一般的にCCDの感度は単位面積あたりの受光部の面積に比例しています。したがって、高感度検出のためには、CCDのうち受光部が占める割合を大きくする必要があります。 このスーパーCCDハニカムに加え、ImageQuant™ LAS 4000シリーズはF値0.85の非常に明るいレンズ*が装備され、微弱な化学発光をとりこぼすことなく検出するシステムとなりました。 *用語解説
その他の変更点を次の表にまとめました。
*用語解説 使用例:化学発光によるウェスタンブロッティングの検出化学発光によるウェスタンブロッティングの検出を従来品のLAS-1000とImageQuant™ LAS 4000シリーズで行いました。 Anti-Mouse IgG-HRPを等倍希釈し、Hybond™-Pにスロットブロットを行いました。ECL™plusの反応後、LAS-1000およびImageQuant™ LAS 4010を用いて、露光時間10分の設定で検出しました。
得られた画像に対し、ImageQuant™ TLで定量解析を行ないました。各バンドのボリューム値とバックグラウンド値の比が3以上になるバンド同士で比較すると、ImageQuant™ LAS 4000シリーズでは、LAS-1000よりも8倍薄いバンドを検出できました。ImageQuant™ LAS 4000シリーズでは、このような高感度の特性を生かし、露光時間を短縮させ、実験時間の短縮につなげることも可能です。 さらに詳しく知りたい方へお問合せフォーム※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。 お問い合わせありがとうございます。 |
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