2019-10-09 13:40:00
日頃ÄKTA™をかわいがって頂いている皆さま。また、これからかわいがっていただく皆さまに、今回はち今回は「配管あるある」をお届けします。
カラムを接続する時、カラムの入り口側チューブを長くするか、カラム出口側のチューブを長くするか、悩んだことはないでしょうか?
正解は、伸ばすなら断然カラムの入り口側チューブです。カラムの出口側チューブはなるべく短くしてUVディテクターに繋げて下さい。
なんでだ・・・?と感じる方もいらっしゃると思います。
想像してみてください。カラムから直後には鋭いピークも、チューブを長いこと移動することにより、だんだんブロードになると思いませんか?
実際、カラム出口から移動すればするほど、ピークはブロードになります。
という訳で、カラム出口のチューブは短くすることをおすすめします。
同じ理由で、UVディテクターからフラクションコレクターまでの配管(≒ボリューム)も短い方がよいです。
ただし、ゲルろ過の場合は、ご注意ください!
入り口側のチュービングが長いとサンプルがカラムに入るまでの間に希釈され、サンプルボリュームが増えたと同様に分離が悪くなります。
ゲルろ過カラムを接続する際は、カラム入り口側のチュービングも短く、出口側も最小限に。時にはバルブの移動をお勧めすることもあります。
皆さまのÄKTA™のカラム出口側のチューブが長ければ短く整えてあげてみてください。きっと更に良い子になってくれます!
※この記事は、お客様からのご意見・ご指摘をいただき、当初の内容から加筆修正をしております。反応いただきありがとうございました。