Amersham™ Imager 600は操作がシンプルでいいですね
Amersham™ Imager お客さまの声
兵庫医科大学 法医学講座 助教
奥平 准之 様
「Amersham™ Imager 600を選んだのは、信頼しているLASの後継機種だったからです」とおっしゃる兵庫医科大学 奥平様に選定のポイントと、LASとの違いならびに実際の使用感についてお伺いました。
選んだのは信頼しているLASの後継機種だから
導入前は共同研究室のLAS 4000と4010を使っていました。予約しなければ使えず、さらに予約時間にあわせて実験しなければいけない状況にストレスを感じていました。また2台あってもいつも混んでいたため、好きな時間に使えるようにしたかったというのが導入の背景です。
Amersham™ Imager 600を選んだのは、信頼しているLASの後継だったからです。以前イメージング装置の機器選定にかかわった際に、複数の機種を比較した結果一番よかったのがLASでした。その経験から、今回もLAS以外は考えていませんでした。最近はさまざまな会社から安価なものも出ていますが、他の機種に乗り換えるという冒険をする気はありませんでしたね。
▲セミオート検出機能:興味のあるバンドを選択し、選択部分がしっかり映るように検出時間を自動調整してイメージを撮影します。上図のように目的バンドを青くハイライトし、撮影スタートするだけで自動調整します。
▲逐次露光(Increment)画面:露光時間を既定時間延ばしつつ撮影できる機能です。この機能を利用して最適な露光時間を見るけることが可能となります。
セミオート検出機能が目的バンドの撮影を強力サポート
LAS 4000シリーズと比較するとAmersham™ Imager 600はだいぶ進化していて使いやすくなっています。特に新たに追加された、セミオート検出機能がいいですね。
この機能は遺伝子ノックダウンの実験で活躍しています。検出試薬によっては目的バンドが濃くなりすぎることがあり、LAS 4000ではインクリメント(逐次露光)機能を使用し、10秒ごとに100回撮影してちょうど良い検出条件を探していました。Amersham™ Imager 600のセミオート検出機能だと自分で選んだ目的バンドに注目して、至適条件で自動的に画像を取り込むので、発現量にばらつきがあるサンプルが多いノックダウン実験で、発現の増減を見るのに適しています。
免疫沈降など、発現の有無を確認するだけでよい場合もセミオート検出機能のプレビューで露出時間の目安がわかるのが便利です。
あとは、起動が早いのもとても気に入っていますし、操作がシンプルなのがよいです。
スタンダードモデルを買っておけば後で必要になった時にアップグレードできるのも自由度が高くてよいですね。
■Amersham™ Imager 600を使用した論文
Noriyuki O., Yukihito I., and Hajime N., Retrotransposition of long interspersed element 1 induced by methamphetamine or cocaine., J. Biol. Chem., published online July 22(2014)
奥平様、ありがとうございました。
※お客さまの使用経験に基づく記載です。
奥平様が所属されている兵庫医科大学 法医学講座
一般に何らかの疾患を突然発症して24時間以内に死亡した場合を突然死と呼ぶが、突然死症例の中には解剖しても原因を明らかとすることができない場合がある。こういった原因不明の突然死の原因遺伝子の変異検索をおこなっている。近年、QT延長症候群をはじめとする致死性不整脈の原因遺伝子が次々と明らかになってきており、そうした遺伝子変異の有無を実際の剖検症例を用いて検討している(法医学講座Webサイトより抜粋)。
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