LASからだいぶ進化しましたね!!
Amersham™ Imager お客さまの声
国立がん研究センター研究所 難治進行がん研究部
中島 克彦 様
ウェスタンブロッティングのバンドを検出するイメージャーとしてImageQuant™ LAS 4000をお使いいただいたこともある国立がんセンター中島様に、LASの次世代機であるAmersham™ Imager 600の使用感をお伺いしました。「機能が進化しており、びっくりしました。撮影回数も減りました。」とおっしゃっていただいたインタビューの内容をお伝えいたします。
撮影回数が減らせるセミオート機能がとても便利
セミオートとは、プレ撮影された画像の中から自分の目的のバンドを選択し、そのバンドのシグナル強度が強すぎずかつ、弱くなりすぎず、定量に適した強度になるように自動調整して撮影ができる機能です。お客様の声を受け、Amersham™ Imager 600にはじめて搭載されました。
「まずはセミオートで撮影しています。見えるだけでよい時はこの1回で済ませることもありますが、もう少しバンド濃淡の差をつけたいときはセミオートで算出した露出時間よりも少し時間を短めに設定して撮影します。」
中島様だけでなく、同研究室の技師の方にも「セミオートが一番便利」とお話しいただきました。「X線フィルムで検出していた時には、露出時間を何パターンか変化させて撮影する必要があったのですが、Amersham™ Imager 600では一度の撮影で見たいバンドが撮影できます。」
必要なデータは一括保存
Amersham™ Imager 600はセミオートのほかに、カラリメトリックという機能があります。これは、カラーマーカーの可視撮影(白色光)の画像と、ケミルミネッセンスのバンド画像を一度の操作で撮影するというものです。さらにこの2つの画像を重ね合わせた画像を自動で作成。従来のように、同じサイズにプリントアウトして重ね合わせるという作業が必要ありません。
「人に見せてディスカッションするときには、マーカーとケミルミネッセンスを重ね合わせた画像を使用します。実験データとしてはバンドの画像だけでよい。これらの必要なデータをセットで一括保存してくれるのが大変便利です。」とおっしゃっていただきました。この機能もImageQuant™ LAS 500以降の機種についている機能で、Cytivaのイメージャーの一つの大きな特長となっています。
LASを購入したつもりが…
中島様の研究室では、Amersham™ Imager 600購入前にすでにイメージャーが導入されていたものの、解像度が足りず、思うような画像が得られず、X線フィルム&現像機での検出にもどってしまったとのこと。最近の機器の進歩で、機会があればイメージャーを導入したいとの声が多くあったそうです。しかも「実績も数多くあるLASにしたい」とのご希望もありました。しかし、実際に目の前に現れたのは「Amersham™」と名のつくImager。「はじめはとてもとまどいました」とお話しくださいました。
Amersham™ Imager 600は富士フイルムとの共同開発で開発されたLASの後継機種です。2014年に発売以降、すでに多くのお客さまに使っていただいています。「今ではX線フィルムで検出する方はほとんどおらず、研究室のメンバーはみんなAmersham™ Imager 600を使っています。」そして、「毎日誰かが使用しています」とおしゃっていただいた通り、インタビューの最中にも予約用ホワイトボードにお名前が書き足されていました。
中島様、研究室の皆さま、お忙しい中貴重なお時間とご意見をありがとうございました。
※お客さまの使用経験に基づく記載です。
※お客さまの所属などは取材当時の情報です。
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