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Location:Home実験手法別製品・技術情報ゲルろ過クロマトグラフィー

診断C
そのカラムは洗浄が必要です

カラムに汚れがたまっている可能性があります。カラム内には実験を重ねるたびに汚れが蓄積する場合があります。汚れを放置すると実験結果への悪影響だけではなく、カラムの寿命も短くなってしまいます。 添加したサンプルがカラム内で凝集したり、担体へ非特異的吸着しやすいサンプルを添加したりすると汚れやすくなります。 カラムの洗浄を行いましょう。

診断C ガイド

原因物質別の洗浄ガイドライン

注意!

ここにご紹介するのは一般的な洗浄法です。
ゲルごとに最適な洗浄法がありますので、詳細は製品マニュアルを参照ください。

親水性のタンパク質やペプチド

  • タンパク質やペプチドの抽出に用いた方法を用います。
  • 0.1~1 Mの NaOH*にて低流速で一晩洗浄した後、超純水を送液し、 2 Mの塩溶液*で溶出します。
  • 酢酸に溶解する成分であれば、30~50%酢酸*にて低流速で一晩洗浄します。

疎水性のタンパク質やペプチド

  • 有機溶媒* (メタノール、エタノール、アセトニトリル、2-プロパノール)で洗浄します。汚染物質が溶解する最適な有機溶媒濃度がわかっていれば、その濃度で一晩洗浄します。

核酸

  • 核酸は低イオン強度の溶液によく解けるので10 mM Tris-HCl, 1 mM EDTA, pH8.0を低流速で24時間送液してください。沈殿していた核酸が再溶解することがあります。
  • RNA:0.1~2 M の NaOH *を注入して1時間放置し、そのあと超純水を送液します。グラジエント溶出を用いた場合は適当なバッファーで溶出し、超純水ですすいでください。

脂質

  • 0.1% Triton X-100*で洗浄します。
  • 30~100% 2-プロパノール*にて低流速で洗浄するのも効果があります。

*必ずお使いの製品の薬剤耐性をご確認の上ご利用ください


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