新しくなったBiacore™ sensor surface handbook

本ハンドブックを以前からご活用いただいていた方もいらっしゃるかもしれません。この度、最新の製品ラインナップに合わせて内容をリニューアルしました。カラー表示が多く、よりビジュアル的にも分かりやすくなり、新たな項目も追加されています。変更点や追加された内容をご案内します。

  • Sensor chip overview(p10):製品別ではなく、目的別で表記。
  • Streptavidin-biotin capture(p19):Sensor Chip SAだけでなく、Sensor Chip NAやBiotin CAPture Kitを用いる場合やそのメリットについて解説。
  • Choice of sensor surface(p25):Sensor Chipの選択方法にSensor Chip PEGを選択する場合を追記。
  • Choice of ligand attachment and capture method(p25):最新の製品ラインナップで固定化方法の選択について解説。
  • Analyzing membrane proteins(p51):膜タンパク質の固定化に関する概説および詳細資料への案内を追記。
  • Suggested regeneration solutions(p59):Serum and plasmaの再生条件を追記。
  • Problems with nonspecific binding(p64):最新の製品ラインナップに合わせた非特異結合が起きた時のトラブルシューティング。
  • 補足資料へのリンクも充実しました。

さらに、こんなことまで書いてあります

本ハンドブックでは、タンパク質-タンパク質、タンパク質-低分子化合物といった一般的なサンプルに関する固定化、再生条件、トラブルシューティングは勿論のこと、脂質や膜タンパク質の固定化、血清・血漿サンプルを含めた様々なサンプルの再生条件など、幅広いアプリケーションに対応する情報が満載です。

  • Hydrophobic attachment(p22):直接法(アミンカップリング)、キャプチャー法を適用できないような脂質(リポソーム)などを疎水吸着(Sensor Chip HPA、L1)で固定化する方法。
  • Immobilizing small molecules(p23):低分子化合物の固定化する場合やその注意点(低分子化合物の固定化は、通常阻害法での測定を目的とします)。
  • Techniques for stabilizing the surface(p23):リガンドを安定的に固定化(キャプチャー)するためのテクニック。また、ブランク(0濃度)による補正の必要性。
  • How much ligand should be immobilized?(p24):アプリケーション別の適切な固定化量は?特に濃度測定やKinetics解析における目安。
  • Suggested regeneration solutions(p59):サンプルごとによく使用される再生溶液。タンパク質、低分子化合物、核酸はもちろん、脂質膜を固定化した時の再生条件なども記載。
  • Testing the surface(p63):固定化した後の、リガンド活性チェック方法について。
  • Troubleshooting surface preparation(p64):固定化が上手くいかなかったときのトラブルシューティング。
  • Problems with nonspecific binding(p64):非特異結合が起きた時のトラブルシューティング。

リニューアルされたBiacore™ sensor surface handbookを是非ご活用ください。

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