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数日かかっていたタンパク質精製を10分に短縮する夢をかなえたMono BeadsMono Beads発売当時、タンパク質精製は、1メートルを超えるカラムにレジンを充填し、分離に要する時間は2日間、しかもカラムが2日間もつかどうかは分からずスリル満点、という大変なものでした。そんな中、タンパク質を扱う研究者やファルマシアの技術者は、医薬品業界で分析機器として定着してきたHPLCを何とかタンパク質精製に応用できないものかと試行錯誤していましたが、それは失敗の連続でした。 その試行錯誤の末に誕生したのがMono BeadsとFPLCでした。 より詳しい開発秘話は「クロマトグラフィークロニクル(1) - FPLC開発秘史」から Mono Beadsと同じ年に発売されたFPLC
長年のご愛顧、誠にありがとうございました製造時に使用する成分がREACH(欧州化学物質)規制の制限にかかるため、この度Monoカラムの販売を終了することとなりました。販売終了日は2021年12月31日となります。Mono Q™ならびにMono S™担体を用いたオーダーメード製品につきましても同日程で販売を終了いたします。ご了承いただきますようお願い申し上げます。 Monoカラム販売終了品と、伴う代替製品一覧
Capto™ HiResの上記以外のフォーマットに関しましてはカスタム製品としてお受けすることも可能ですので、バイオダイレクトラインまでお問合せください。
新製品 Capto™ HiResとは?Capto™ HiResはhigh-flowアガロースベースのマトリクスで平均粒子径が9 µmとなっています。タンパク質、ペプチド、ポリヌクレオチドなど荷電した生体分子を吸着します。Capto™ HiRes QとCapto™ HiRes Sは、それぞれ強陰イオン交換体と強陽イオン交換体で、イオン交換特性はpH 2〜12の範囲内で一定です。2つの異なるサイズのTricorn™カラムに充填されたプレパックカラムをご用意しております。 X線構造解析、クライオ電顕(cryo-EM)など均一なサンプルが必要とされるアプリケーションや、タンパク質のキャラクタライゼーションやタンパク質のチャージバリアントの確認などにおすすめです。 Monoと同様におつかいいただけます Monoカラムをお使いいただいた方には、新製品のCapto™ HiResを代替推奨品としておすすめします。Capto™ HiResはMono Beadsよりも粒子径が小さいため、分離能が改善します。下図は、Mono Q™とCapto™ HiRes Qの分離能を比較したデータです。分離能を示すRs(式はグラフの下に示しました)の値がMono Q™では3.4であるのに対し、Capto™ HiRes Qでは3.7に向上しています。
MonoとCapto™ HiResの変更点 下表に主な相違点を示しました。
MonoからCapto™ HiResに変更の際にご留意いただきたいこと前項でもお知らせした通り、粒子径が小さくなっているので、分離能が高くなる可能性があります。また、基本Monoビーズと同様のプロトコールでお使いいただけますが、ベース担体が変更となっておりますので、同等のデータを取得いただくためには実験条件等を調整していただく必要がある可能性があります。 Capto™ HiResをご使用の際に参考にしていただける資料
以上ご不明点がございましたら、バイオダイレクトラインまでお問合せください。 お問合せフォーム※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。 お問い合わせありがとうございます。 |
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