●少量のサンプルから簡便なDNAプロファイリングを実現
Random Amplified Polymorphic DNA(RAPD)解析技術は、任意の1種類のオリゴヌクレオチドをプライマーに用いて、低温度のアニーリング条件でのPCRによりDNA fingerprintingを行う手法です。種間の遺伝的差異追跡などのDNA多型解析において、これまでの制限酵素消化パターン解析よりも少量のDNAでより高感度な解析が可能です。
RAPD解析のPCRでは、プライマーが部分的にマッチした配列にもアニールするので細菌のような小さいサイズのゲノムでも解析が可能です。Ready-To-Go™ RAPD Analysis Kitでは、AmpliTaq™およびStoffel Fragmentの2種類の耐熱性DNAポリメラーゼが用いられています。Stoffel FragmentはAmpliTaq™ DNAポリメラーゼのN末端の289アミノ酸を欠損させた組換えDNAポリメラーゼで、AmpliTaq™よりも耐熱性に優れ(97.5 ℃において2倍安定)、マグネシウムの至適濃度が幅広く分布している(2~10 mM)のが特徴です。AmpliTaq™単独で解析する場合よりもはるかによい結果が得られます。
注) 本製品は吸湿により品質が損なわれる恐れがあります。長期間、安定してご利用いただくために、開封後、しっかりと密封し、湿度が低く保たれたデシケーター内で保存してください。製品パッケージ中の乾燥剤を追加していただけると、さらに安定して保存することできます。
ご注文情報
製品 | 包装 | コード番号 | 価格(円) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Ready-To-Go™ RAPD Analysis Kit *1 | 100 回分 | 27950201 | 222,600 |
*1 常温保存(デシケーター内)
ただし、溶解後のcontrol DNAおよびprimerは-20℃ 保存
注) この製品は、E. I. du Pont de Nemours and Companyが有する特許にもとづきRAPD法用研究目的のために弊社がライセンス製造・販売しています。
詳細情報
項目
- コンポーネント
- 補足イメージ
10 mM Tris-HCl, 30 mM KCl, 3 mM MgCl2, 400 μM 各dNTP, BSA]
・RAPD Analysis Primer Set*2 (Primer 6種類)
・Control DNA(大腸菌ゲノム2株)および Control Primer
保存温度
常温保存(デシケーター内)ただし、溶解後のPrimerおよびControl DNAは、-20 ℃
*2 RAPD Analysis Primer Set単独での販売はしておりません。
Ready-To-Go™ RAPD Analysis Kit使用例
お問合せフォーム
※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。