●リガンドを持つコアと不活性なシェルの2層を持つコアビーズテクノロジーを採用
●400 kDa(Capto™ Core 400)、または700 kDa(Capto™ Core 700)以上の目的分子は素通り、低分子量分子は担体内部のリガンドに吸着
●ゲルろ過クロマトグラフィーに比べて、高分子のポリッシング処理能力を大幅に改善
Capto™ Core 400/700は、不活性な表面層と、リガンドが修飾されている内側の層の2層を持つ、「分子ふるい」と「マルチモーダルリガンドへの吸着」の2つの機能を兼ね備えた特色のあるクロマトグラフィー担体です。大きな分子(400では400 kDa以上、700では700 kDa以上が目安です)は内部に入ることなく素通りし、低分子の不純物は内部に入ってリガンドに吸着します(分子の立体構造に依存するため、高分子でも吸着したり、低分子でも素通りすることはあります)。従来、ゲルろ過クロマトグラフィーで制限となっていた添加量や流速が、Capto™ Core 400/700を用いることで大幅に改善します。製造スケールにおけるウイルスなどの大きな分子のポリッシング工程に適した担体です。
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項目
- 仕様
- その他
Capto™ Core 400/700仕様
担体名 |
Capto™ Core 400 |
Capto™ Core 700 |
---|---|---|
ゲルマトリックス |
高度架橋アガロース |
高度架橋アガロース |
平均粒子径 |
90 μm |
85 μm |
リガンド |
オクチルアミン |
オクチルアミン |
動的結合容量*1 |
22 mg ovalbumin/ml ゲル以上 |
13 mg ovalbumin/ml ゲル以上 |
最大線流速 |
700 cm/h(<2 bar or 0.2 MPa) |
500 cm/h(<2 bar or 0.2 MPa) |
pH 安定性 |
通常使用:3~13 短期 :2~14 |
通常使用:3~13 短期 :2~14 |
化学耐性 |
クロマトグラフィーに通常使われるすべての水系バッファーで安定*2 |
クロマトグラフィーに通常使われるすべての水系バッファーで安定*2 |
使用不可 |
酸化剤、クエン酸バッファー |
酸化剤、クエン酸バッファー |
*1 3 min residence time の溶出先端10% ブレークスルーにより測定
*2 1 M NaOH、6 M 塩酸グアニジン、30%イソパノール、70% エタノールなど
*2 1 M NaOH、6 M 塩酸グアニジン、30%イソパノール、70% エタノールなど
Capto™ Core 400/700 Data file
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