Cytiva社がバンクーバーに新製造拠点を開設

2022年7月27日

ライフサイエンスのグローバルリーダーであるCytivaは、無菌充填装置の製造能力を200%以上拡大するため、グレーター・バンクーバー地域に126,200 ft² (11,724 m²)の新施設を開設しました。この機器は、最終化された医薬品をバイアルやシリンジ、カートリッジへの無菌充填を、人の手を必要とせずに自動化されたプロセスで行います。同施設は、Cytivaの無菌充填装置事業のセンター・オブ・エクセレンスとして研究開発とサービスを提供し、グローバルな顧客への拠点となる予定です。

7月27日、地域社会、メディア、行政の代表者が出席し、新しい拠点のオープニングセレモニーが開催されました。

Cytivaグローバルのバイオプロセス製品担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるOlivier Loeillotは、 「アイデアから注射までサポートできるサプライヤーは、柔軟性を持ちつつ標準化を実現し、そして最も重要なこととして患者さんに医薬品をより早く届けることを可能とできると業界では認識されています。" と述べます。

Cytiva の無菌充填事業担当ジェネラルマネージャーであるBrent Lieffers は、「Cytivaの無菌充填装置は、市場で初となる製品です。従来とは根本的に異なる技術であることが受け入れられ、急速に拡大している需要に、今回の設備拡張により対応できるようになりました。" と述べます。

これまでの製造拠点での作業は継続されますが、新拠点への移行はすでに始まっており、事務員や技術者は現在、新旧両拠点で勤務しています。2022年9月には、新拠点にて最初の無菌充填装置の製造が開始される予定です。2022年末には、全ての製造が新拠点に引き継がれる予定です。

サステナビリティに配慮した施設

ブリティッシュコロンビア州バーナビーにある新施設は、無菌充填装置の生産能力を高めるために、生産ニーズの変化に応じて変更可能なカスタマイズ可能な電気・機械設備を備えた20のビルドベイ、入荷する材料と出荷する完成品を収容する40フィートの倉庫高、製造エリアの空気環境を改善する特殊空気処理技術（外気に開放できるルーバなど）を備えています。建物内の照明はすべてLEDで、省エネのために人感センサーと連動しています。また、総合的なリサイクル・廃棄物管理プログラムを導入し、電気自動車用充電ステーションを6基設置、必要に応じて増設することが可能です。

また、この施設には、お客様のためのいくつかの工夫があります。

新施設は風光明媚なフレーザー川に隣接し、バンクーバー国際空港から20分以内、米国との国境から1時間という立地です。2022年末には約200名の従業員が勤務する予定で、将来的に拡張できる余地もあります。

Cytivaについて

Cytivaはライフサイエンスのグローバルリーダーとして、アカデミックやトランスレーショナルリサーチ、バイオ治療薬、細胞・遺伝子治療薬、mRNAなど新技術の研究開発・製造者と協力し、革新的な医薬品の提供を可能にします。Cytivaは、世界40カ国に10,000人ほどの社員を擁し、創薬、研究、製造におけるスピード、柔軟性、キャパシティ、効率化に貢献しています。

メディア連絡先

Tania Kimball
tania.kimball@cytiva.com
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