- ウイルスベクター製造と細胞株開発は、遺伝子治療薬製造の基幹技術です
- ドイツ・ケルンを拠点とする46名のエキスパートが、Cytivaのゲノム医療分野に参画します
- Cytivaのお客様は、上市を目指す遺伝子治療薬の研究・開発の中で直面する大きな課題のいくつかを解決し得る技術にアクセスすることができるようになります
2022年10月6日
ライフサイエンスのグローバルリーダーであるCytivaは、高性能な細胞株開発およびウイルスベクター製造技術を提供してきたリーディングカンパニー、ドイツのCEVEC Pharmaceuticalsを買収しました。このことにより、バイオ医薬品製造ソリューションにおけるCytivaの強みがさらに強化されることと期待されます。
Cytivaのゲノム医療分野プレジデントのEmmanuel Abateは、「CEVECの革新的な技術はCytivaのサービスを補完し、ウイルスベクター製造の改善を約束します。より多くのお客様がCEVECの技術と専門知識にアクセスし、患者様のための治療法の進歩を加速することを、Cytivaのグローバルな展開とスケールアップへの対応力により支援することができます。」 と述べています。
CEVEC Pharmaceuticals CEO の Nicole Faust 博士は、「Cytiva の一員となることができ、大変嬉しく思います。Cytivaのグローバルプレゼンスとブランド力を当社の製品と組み合わせることで、遺伝子治療業界全体がスケーラブルなベクター製造のための新しく強力なソリューションを取り入れ、患者様が必要な治療法を提供できるような新たな時代の始まりとなり得ることを期待します。"と述べています。
バイオ医薬品業界が抱える細胞・遺伝子治療における大きな課題の1つは、増え続ける需要と安定した品質に対する要求の高まりに対応できるウイルスベクターの生産プロセスを確立することです。CEVECは、アデノ随伴ウイルス（AAV）とアデノウイルスをベースとしたベクターのためのスケーラブルなプロデューサー細胞株を持ち、標的の細胞や組織に治療用遺伝子を導入する用途で最も広く使用されている2つのベクターをカバーしています。
CEVECのELEVECTA®テクノロジーによって生み出されたプロデューサー細胞株（PCL）は、生産性、拡張性、堅牢性を備えた製造プロセスを可能にします。ELEVECTA® テクノロジーでは、ベクター製造に必要なすべてのコンポーネントがPCLのゲノムに安定的に組み込まれ、トランスフェクションやヘルパーウイルスを利用する方法に代わる選択肢を提供します。
CEVEC は46名のエキスパートと共にCytivaの一員となります。CEVECの製品、サービス、技術は当面、ELEVECTA®およびCAP®のブランドにて、世界中のお客様に提供する予定です。
CEVECについてより詳しくは、こちらをご覧ください。
Cytivaについて
Cytivaはライフサイエンスのグローバルリーダーとして、アカデミックやトランスレーショナルリサーチ、バイオ治療薬、細胞・遺伝子治療薬、mRNAなど新技術の研究開発・製造者と協力し、革新的な医薬品の提供を可能にします。Cytivaは、世界40カ国に10,000人ほどの社員を擁し、創薬、研究、製造におけるスピード、柔軟性、キャパシティ、効率化に貢献しています。
メディア連絡先
Dodi Axelson
Head of Communications, Cytiva
Dodi.axelson@cytiva.com