Cytivaは、バイオ医薬品製造プロセスにおけるシングルユースのアップストリーム工程を簡素化するX-platformバイオリアクターを発表しました。50Lと200Lのサイズにて提供が開始されたX-platformバイオリアクターは、Figurate自動化ソフトウェアが付属しており、人間工学的な改善、生産能力の向上、サプライチェーン業務の簡素化により、製造プロセスの効率を高めることができます。また、Cytiva Bioreactor Scalerと連携し、スケールアップにおいて適切な目標設定を、試行錯誤を減らして決定することができます。
Cytiva社のバイオプロセス分野プレジデントであるAmanda Halfordは、「私たちはお客様の声に注意深く耳を傾けており、プロセス開発に携わっている方々のニーズが時間とともに進化していることを実感しています。この度発売を開始したX-platformは、お客様のフィードバックを反映して開発されました。この新しいバイオリアクターは、プロセス開発とバイオ医薬品製造におけるスピードと生産性を向上し、患者さんが待ち望んでいる新たな治療法の開発に携わっていることが多い私たちのお客様にとって、本当に大きな違いを生むことになるでしょう。」と話します。
Cytivaが発売を開始した、バイオ医薬品製造におけるシングルユースのアップストリーム工程を簡素化するX-platformバイオリアクター
20年前に発売が開始されたXcellerexのバイオリアクターは、現在では世界中の研究室やバイオ医薬品製造工程において、何千台もが使われています。X-platformバイオリアクターはmAbだけではなく、細胞治療薬や遺伝子治療薬、ウイルスベクターの製造にも使用することができます。2022年にFDAによって承認されたmAbの大部分は、その製造工程にCytivaの技術が使用されています。
モノクローナル抗体が起こした革命
バイオリアクターは、タンパク質ベースの医薬品、特にモノクローナル抗体の製造に不可欠なものです。1975年に初めて開発されたモノクローナル抗体は、以来タンパク質の構造や発現における特定の変異や欠陥を標的として検出する新たな方法となり、医学を変えてきました。バイスペシフィック抗体、ペプチドが結合した抗体、リコンビナントタンパク質など、mAb構造に由来する多様なパイプラインがあり、がんから免疫疾患まで幅広い疾患の治療薬として開発されています。
最後に
CytivaのX-platformバイオリアクターは、昨今そして近い将来のプロセスニーズに対応するように設計されています。2023年より、50Lおよび200LサイズのX-platformバイオリアクターの提供を開始し(より大きなサイズは2024年に提供開始を予定)、2023年4月にニューヨークで開催されるInterphexを皮切りに、および年間を通じて開催される世界中の様々な地域でのイベントで、実際にお披露目していく予定です。
Cytivaについて
Cytivaは、いのちを守る治療法に手が届き、人々の健康が大きく変わる世界を目指しています。40カ国以上で約1万人の社員が、研究者、バイオ製薬会社、医薬品メーカーなどが、治療法を必要とする患者さんのために治療薬を開発することを、より早く加速するためのサポートに熱心に取り組んでいます。私たちの原動力は、創薬からデリバリーまでのあらゆる業務において、より優れた柔軟性、キャパシティ、効率性を実現したいという研究者の皆さまの要望にあります。詳細は、cytiva.comをご覧ください。
メディア連絡先
Colleen Connolly
Colleen.Connolly@cytiva.com
Xcellerex and Figurate are trademarks of Global Life Sciences Solutions USA LLC or an affiliate doing business as Cytiva.