Biacore™エクステンドプロダクトシリーズは、きめ細かい研究ニーズに迅速に対応した製品で、さまざまなアプリケーション(参照:下表)に最適なものをお届けしています。通常製品と同様にご注文いただくことができ、アプリケーションサポートも行っておりますが、一方で下のようなご使用においての制限事項もございます。

  • 医薬品等品質管理などの規制環境下でのアプリケーションを除いた用途でお使いください。
  • 製造時の品質チェックは行っていますが、試験成績書(Certificate of Analysis)のご提供はしておりません。
  • 通常の消耗品と同じ高品質の部品を使用していますが、ロット間のばらつきが通常製品より大きい場合があります。

Biacore™エクステンドプロダクトシリーズ該当製品

表1.各種検出方法と特徴

主な対象サンプル 製品 特徴・用途
抗原ー抗体 Sensor Chip Protein G *1 哺乳動物由来抗体用。Protein Aでは補足できないサブクラスの抗体に。human、rat等のさまざまな哺乳動物由来の抗体キャプチャーが可能。
抗原ー抗体 Sensor Chip Protein L *1 哺乳動物由来抗体用。ヒトまたはマウス由来のKappa鎖を含む(小分子)抗体のキャプチャーが可能。主に濃度定量や yes / no スクリーニングに使用。抗原結合に伴い、ベースラインドリフトが生じることがあるため、カイネティクス/アフィニティー解析には用いない。
低分子ータンパク質 Sensor Chip Protein NA *2 リガンドがビオチン化されている場合。ストレプトアビジン(SA)に対するアナライトの非特異結合が問題となる場合。再生溶液によく用いられる酸などの耐性が低いため、主に再生不要な低分子化合物測定。
タンパク質ータンパク質 Sensor Chip Protein PEG *3 CM5などでデキストランマトリクスへの非特異結合が問題となる場合。固定化量はC1と同等(CM5の1/10程度)。C1と比べ、血漿サンプルを流した時に金膜への疎水吸着が低い。

*1:Sensor Chip Protein A, Protein G, Protein Lが結合できる抗体の動物種やサブクラス、その親和力などはこちら青色の表を参考にしてください。

*2:Series Sのセンサーチップのみご用意しています。

*3:センサーチップCM5に比べ固定化量が極めて低くなりますので低分子の相互作用に不適です。-20℃保存のセンサーチップとなります。

包装・定価など製品情報に関してはこちら