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バイオダイレクトメール vol.30 Technical Tips
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プロテアーゼ | ベクター | MCS*1内の制限酵素サイト数 | フレーム | その他の特徴 |
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Thrombin
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pGEX-4Tシリーズ | 6 | 3種類*2 | - |
pGEX-2T | 3 | - | - | |
pGEX-2TK | 3 | - | プロテインキナーゼ認識部位有*3 | |
pGEX-1λT | 2 | - | EcoR I消化・脱リン酸化済*4 | |
Factor Xa
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pGEX5Xシリーズ | 6 | 3種類 | - |
pGEX-3X | 3 | - | - | |
PreScission™ Protease
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pGEX-6Pシリーズ | 6 | 3種類 | - |
*1 MCS(マルチクローニングサイト)
*2 1塩基ずつ読み枠をずらした3種類のベクターがあります。目的遺伝子のコドンとインフレームになるものを選択してください。
*3 発現されたタンパク質をprotein kinaseと[γ-32P]ATP(コード番号:PB10235、PB10233)により標識でき、シンチレーションカウンターあるいはオートラジオグラフィーで検出できます。
*4 ベクターをEcoR Iで消化後、脱リン酸化しています。EcoR Iでλgt11などのcDNAクローニングベクターに組み込んだDNAを直接サブクローニングするのに便利です。
GST融合タンパク質は、さまざまな発現ベクター(例:pGEXシリーズ)により大腸菌を宿主として発現されます。すべての発現ベクターにはプロテアーゼ認識配列が導入されているので、プロテアーゼ消化を行うことで目的のタンパク質のみを得ることができます。発現に使用したベクターにより精製のスキームが異なります。以下に示す流れにしたがって、カラムあるいはバッチ法により操作を行ってください。
※次回のTechnical TipsではHis-tagタンパク質を取り上げます。
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