マイコプラズマ管理用ろ過滅菌グレードフィルター

マイコプラズマ管理のために設計されたろ過精度0.1 µmのろ過滅菌グレードフィルターは、0.2 µmのフィルターと同様に、有効ろ過面積1 cm2あたり、107 CFU以上のBrevundimonas diminutaをチャレンジし、無菌のろ液が得られることを検証しています。

さらに、より目の細かい、ろ過精度0.1 µmの膜は、Acholeplasma laidlawiiMycoplasma oraleなどのマイコプラズマの捕捉性能として、対数減少値(LRV)が8を超えることを確認しており、マイコプラズマの管理に適した性能を有します。

CytivaのPall™ Life Sciencesのマイコプラズマ管理用フィルター (0.1 µm)

Cytivaが提供するPall™ Life Sciencesのマイコプラズマ管理用フィルターであるフロロダイン™ ろ過滅菌グレードフィルター (0.1 µm)は、目詰まりの少ない流体や、目詰まりが起こりやすい流体でも、効率的に機能するようにデザインされています。

フロロダイン™ II DJL ‐ 目詰まりが比較的起こりにくい流体のマイコプラズマ管理に

ろ過精度0.1 µmのフロロダイン™ II DJLは、流量特性が良好で比較的目詰まりしにくい流体を、低差圧または短時間で処理したい場合に最適な、マイコプラズマ管理用フィルターです。
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デザインの特徴は次のとおりです。

  • 二層の対称膜による構成
  • ろ過容量に達するまで良好な流量特性を発揮するよう最適化したフィルターパッキング構造

流体の種類にかかわらず、マイコプラズマの安全性が優先される場合には、Acholeplasma laidlawiiおよびMycoplasma oraleに対するLRVが10を超える、高性能のフロロダイン™ EX EDTフィルターをお勧めします。

セレクションガイド【マイコプラズマ管理用ろ過滅菌グレードフィルター (0.1 µm)】

フロロダイン™ II DJLおよびフロロダイン™ EX EDTは、それぞれラボスケールからパイロットスケール、そして商業生産まで、幅広いフォーマットでご用意しています。

ファミリー フロロダイン™ II フロロダイン™ EX
グレード DJL EDT
公称ろ過精度 0.1 μm 0.1 μm
マイコプラズマ除去性能 > 8 LRV (Acholeplasma laidlawii) > 10 LRV (Acholeplasma laidlawii および Mycoplasma orale)
膜材質 親水性PVDF 親水性PES/親水性PVDF
メディアサポート ポリプロピレン ポリプロピレン
膜のレイヤー数 二層 三層
ウルチプリーツ構造および非対称膜 - 採用
滅菌方法 ガンマ線照射/蒸気・オートクレーブ滅菌 ガンマ線照射/蒸気・オートクレーブ滅菌/td>
適合性 高い 高い
タンパク質や賦形剤の透過性 結合性が低く、高い透過性 結合性が低く、高い透過性
蒸気滅菌前のフィルター湿潤の要否 不要 不要
アプリケーション 流量特性が良好で比較的目詰まりしにくい流体を低差圧または短時間で処理したい場合に最適。ラインアップはこちら 目詰まりしやすい培地などの無菌性確保や、ろ過が難しくバッチ量が多い場合に最適。 ラインアップはこちら

フィルターの選定およびプロセスの最適化をお手伝いします。

Cytivaの応用技術研究所(SLS)は、50年以上にわたってお客様のろ過プロセスの最適化を支援してきました。お客様のプロセス流体の特性を理解し、フィルターの選定や、ろ過滅菌工程の最適化をお手伝いします。お気軽にお問い合わせください。

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