ECL WesternBlotting Reagent 製品写真

各ECL™ シリーズ試薬の特徴

ECLの検出原理
ECL™ の検出原理

ECL Plus/Advanceの検出原理
ECL™ Plus/ECL Advance™ の検出原理

ECL Plexの検出原理
ECL Plex™ の検出原理

ECL™ シリーズ試薬 検出感度・ダイナミックレンジの比較

ここでは、ECL™シリーズの検出感度や定量ダイナミックレンジについて比較しました。サンプルとして5 ngから段階的に2倍希釈したヒトapotransferrinを各レーンに添加し、各ECL™シリーズ試薬で検出を行いました。

:至適化条件におけるECL™ シリーズ試薬の検出感度比較

  • サンプル:5 ngから段階的に2倍希釈したヒトapotransferrin
  • 検出:Typhoon™(ECL Plex™)、Hyperfilm™ ECL™(その他)
  • 一次抗体:rabbit polyclonal anti-human transferrin
  • 二次抗体:ECL Plex™ goat-α-rabbit-Cy5(ECL Plex™)、donkey-α-rabitt IgG HRP-linked(その他)

検出感度 ECL™ < ECL™ Plus < ECL Plex™ = ECL Advance™

ECL™シリーズの中では、ECL Advance™が最も高い検出感度を示します。本データでは、ECL Plex™と検出感度に大きな差は見られませんが、一般的にはECL Advance™の方が高い検出感度を有します。

定量の直線性とダイナミックレンジ ECL™ < ECL Advance™ < ECL™ Plus < ECL Plex™

蛍光検出であるECL Plex™が最も高い定量性を示します。ECL™ Plusは反応が安定していることもあり、定量性は比較的高いです。他の化学発光検出についても、ImageQuant™のようなCCDイメージャーにより検出することで、さらに定量性を高めることができます。

抗体の経済性 ECL™ < ECL Plex™ < ECL™ Plus < ECL Advance™

ECL Plex™は検出限界感度は高いものの、一次抗体が比較的多く必要であることに注意してください。単に検出感度を求めるだけでなく、抗体を効率的に使用したい場合にも、上位試薬を用いる価値があります。

関連情報

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『他のECL™シリーズ試薬へ切替える際のポイント』

ウェスタンブロッティングで十分なパフォーマンスが得られない場合、皆さまはどうしていますか?

ご利用のECL™試薬から検出感度の高いECL™シリーズ試薬に移行することも、解決方法のひとつです。
条件検討だけでは解決しないとお悩みの方は、「検出感度が高い手法へ変える際のポイント」をご参照ください。

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