●初期精製に適した高流速対応の90 μm 担体
●リガンド結合量の異なる2種類の担体を用意
PhenylおよびButyl-S Sepharose™ 6 Fast Flow(FF)は、流速特性を重視した新しい疎水性相互作用クロマトグラフィー用の担体です。従来のSepharose™ベースの担体に比べ、物理的・化学的耐性の高さですでに定評があるSepharose™ FFをベースマトリックスに、PhenylまたはButyl-S基を安定な結合で導入しました。
Phenyl Sepharose™ 6 FFには、Phenyl基の結合量が異なるlow subタイプとhigh subの2種類が用意されています。low subタイプはPhenyl Sepharose™ HPと比較的近い選択性を持っています。low subで目的試料との結合が不十分な場合はhigh subをお試しください。
Butyl-S Sepharose™ 6 Fast Flowは低疎水性の担体で、高疎水性分子の粗精製または除去に適しています。
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項目
- 仕様
- 補足イメージ
Phenyl Sepharose™ 6 Fast Flow
ゲルマトリックス |
6% 高度架橋アガロース |
---|---|
リガンド濃度 |
Phenyl Sepharose™ 6 FF(high sub)40 μmol Phenyl/ml ゲル Phenyl Sepharose™ 6 FF(low sub)25 μmol Phenyl/ml ゲル |
平均粒子径(範囲) |
90 μm(45~165 μm) |
最大線流速*1 |
450 cm/h |
化学的安定性 |
通常使われる溶液で安定*2 |
pH安定性 |
3~13(長期)、2~14(短期) |
オートクレーブ |
蒸留水中で121℃、20分間 |
Butyl-S Sepharose™ 6 Fast Flow
ゲルマトリックス |
6% 高度架橋アガロース |
---|---|
リガンド濃度 |
10 μmol Butyl-S/ml ゲル |
平均粒子径(範囲) |
90 μm(45~165 μm) |
最大線流速*1 |
450 cm/h |
化学的安定性 |
一般的に使われる溶液に対して安定*2 |
pH安定性 |
3~13(長期)、2~14(短期) |
オートクレーブ |
蒸留水中で121℃、20分間 |
流速換算式:流速(ml/min)=線流速(cm/h)×カラム断面積(cm2)÷60
1 MPa=10 bar=145 psi
*1 常温、H2Oの場合
*2 次の試薬に対して40℃で7日間安定です。
1 M NaOH、70% エタノール、30% イソプロパノール、6 M塩酸グアニジン、8 M urea
1 MPa=10 bar=145 psi
*1 常温、H2Oの場合
*2 次の試薬に対して40℃で7日間安定です。
1 M NaOH、70% エタノール、30% イソプロパノール、6 M塩酸グアニジン、8 M urea
Phenyl Sepharose™によるモノクローナル抗体IgG1の単離
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