●限外ろ過膜を用いた生体分子の濃縮
●分子サイズによる生体分子サンプルの簡易分離
●分画分子量(MWCO)3,000から100,000の範囲で目的分子に応じて選択可能
●広範囲のpHで使用が可能(pH 1~9)

Vivaspin™(ビバスピン)は限外ろ過膜により、生体分子サンプルを迅速かつ変性させることなく濃縮できるように設計されています。目的分子の回収率は95% 以上*で、サンプルは30倍程度*まで濃縮できます。
チューブの上部パーツに入れたサンプルは、中央の半透膜の分画分子量(MWCO)に応じて分離され、全工程を単一チューブ内で処理できます。遠心によりバッファーや低分子成分は膜を通過して下部パーツに回収され、上部パーツには濃縮されたサンプルが残ります。デッドストップ構造により濃縮液の乾燥を防ぐことができます。

*サンプルに依存します。

ご注文情報

製品 包装 コード番号 価格(円)
Vivaspin™ 500-3K 25 個 28932218 19,540
Vivaspin™ 500-5K 25 個 28932223 19,540
Vivaspin™ 500-10K 25 個 28932225 19,540
Vivaspin™ 500-30K 25 個 28932235 19,540
Vivaspin™ 500-50K 25 個 28932236 19,540
Vivaspin™ 500-100K 25 個 28932237 19,540
Vivaspin™ 2-3K 25 個 28932240 36,100
Vivaspin™ 2-5K 25 個 28932245 36,100
Vivaspin™ 2-10K 25 個 28932247 36,100
Vivaspin™ 2-30K 25 個 28932248 36,100
Vivaspin™ 2-50K 25 個 28932257 36,100
Vivaspin™ 2-100K 25 個 28932258 36,100
Vivaspin™ 6-3K 25 個 28932293 39,000
Vivaspin™ 6-5K 25 個 28932294 39,000
Vivaspin™ 6-10K 25 個 28932296 39,000
Vivaspin™ 6-30K 25 個 28932317 39,000
Vivaspin™ 6-50K 25 個 28932318 39,000
Vivaspin™ 6-100K 25 個 28932319 39,000
Vivaspin™ 20-3K 12 個 28932358 27,500
Vivaspin™ 20-5K 12 個 28932359 27,300
Vivaspin™ 20-10K 12 個 28932360 27,300
Vivaspin™ 20-30K 12 個 28932361 27,300
Vivaspin™ 20-50K 12 個 28932362 27,300
Vivaspin™ 20-100K 12 個 28932363 27,300

詳細情報

項目

  • 仕様

Vivaspin™シリーズ

膜材質
PES(ポリエーテルスルホン)
本体
ポリカーボネート
透過液回収容器
ポリカーボネート
有効膜面積
Vivaspin™ 500:0.5 cm2
Vivaspin™ 2:1.2 cm2
Vivaspin™ 6:2.5 cm2
Vivaspin™ 20:6.0 cm2
長さ
Vivaspin™ 500:50 mm
Vivaspin™ 2:126 mm
Vivaspin™ 6:122 mm
Vivaspin™ 20:116 mm

Vivaspin™ 500:11 mm
Vivaspin™ 2:17 mm
Vivaspin™ 6:17 mm
Vivaspin™ 20:30 mm


Vivaspin™ サンプル処理量

Vivaspin™ 500
100~500 μl
Vivaspin™ 2
0.4~2.0 ml
Vivaspin™ 6
2.0~6.0 ml
Vivaspin™ 20
5.0~20 ml


分画分子量(MWCO)

3,000/5,000/10,000/30,000/50,000/100,000
注) 製品名のハイフン(-)後の値が分画分子量を示しています。
例) Vivaspin™ 2-3Kは、分画分子量が3,000です。

Vivaspin™ 豆知識

Vivaspin™使用上の注意点

  • 4 ℃で遠心する際は 25℃で遠心する場合より 1.5 倍の時間を要します。
    また 50% グリセロールなど粘性のあるサンプルは水溶性の溶液の 5 倍の時間がかかります。
  • 限外ろ過膜の保護剤としてグリセロールとアジ化ナトリウムが微量含まれています。
    これらの物質がその後の実験に影響を及ぼす場合にはバッファーあるいは超純水でプレリンスすることをおすすめします。
  • 滅菌する際は 70% エタノールや滅菌ガスを使用してください。オートクレーブは避けてください。

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