96ウェルDNAバインディングユニフィルター
単独でDNA精製用として、またはプラスミドミニプレップシステムの一部として使用できます。
プラスミドDNAはカオトロピック塩の存在下でフィルターに吸着し、2回洗浄後、吸引し乾燥させます。次に水またはバッファーで、吸引によりDNAを溶出させます。非吸着性のポリプロピレン製コレクションプレートに回収される最終容量は100 μlです。精製したDNAはエタノール沈殿不要で、そのまま使用できます。最終濃度は50～100 ng/μl（培養条件によってこの値は上下します）、OD260/280比は1.9、回収量は最大6 μg/wellです。
96ウェルDNAバインディングユニフィルターは吸引ろ過にも遠心ろ過にも使用可能です。

384ウェルDNAバインディングユニフィルター
カオトロピック塩の存在下にあるDNAをろ過によりフィルターに結合させて精製します。同一ウェル中でDNAの精製が行われ、精製されたDNAは、ろ過によって回収します。精製されたDNAは、エタノール沈殿を行う必要はなく、蛍光シークエンシングなどのダウンストリームアプリケーションにそのまま使用できます。

BACプレップユニフィルター
ラージインサートベクターを含むライセート（細胞溶解液）の清澄ろ過に適したフィルタープレートです。
非カオトロピック塩の存在下にあるバクテリアライセートの清澄ろ過用のウェル容量800 μlフィルタープレートです。BAC、PACなどのラージインサートベクター用に適しています。ロングドリップディレクターによりウェル間のクロスコンタミは防止、精製されたDNAはそのまま酵素反応などに使用できます。
目詰まりしづらく、DNA、タンパク質が吸着しにくいセルロースアセテートメンブレンを内蔵しています。セルロースアセテートメンブレンはデプスフィルター、粒子保持フィルターとしての機能を持つため、孔径は0.45 μmですが、目詰まりしづらく、また不活性のためDNAやタンパク質の吸着を抑えます。

96ウェルバクテリア培養プレート
96サンプル（各1.5 ml）を簡単かつ効果的に培養できるマイクロプレートです。バクテリアのオーバーナイト培養およびスピンダウンに使用できます。プレート材質はポリプロピレン製、ふたは透明ポリスチレン製で、ガンマ線照射により滅菌済みです。96検体一度に一枚のプレートで培養できるので、インキュベーター内のスペースをより有効に利用できます。

96ウェルライセートクラリフィケーションユニフィルター
目詰まりしにくい特殊フィルターを採用したウェル容量800 μlのフィルタープレートです。
細胞片をろ過により除去し、プラスミドDNAはろ液に残ります。吸引ろ過、遠心ろ過どちらにも使用できますが、吸引ろ過の方がオートメーション化が簡単です。DNAバインディングユニフィルターとともに使用すれば、ウェルすべてにわたって均一な結果が得られます。また、マニュアルでチューブによる遠心分離を行う場合よりもDNA回収率が平均10～30％高くなります。

注）　掲載製品は試験研究目的に限ります。