●培地に含まれるキレート剤の影響はほとんどなし
●細胞培養後の清澄化した培養上清を、バッファー交換なしでそのまま添加可能
Ni Sepharose™ excelは、従来品に比べてニッケルイオン(Ni2+)が強固に結合している担体です。10 mM EDTAを含むバッファーで24時間インキュベーションした後も、His-tagタンパク質の結合能は変わりません。His-tagタンパク質を細胞外へ分泌発現させた後、清澄化した培養上清を、キレート剤の有無にかかわらず、バッファー交換なしでそのまま添加できます。
お客さまの声
大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻
溝端 栄一先生
期待通りに培養上清から目的タンパク質を精製できてよかった。
サンプル:ヒト細胞膜外ドメインIg5-2-sec
添加剤:細胞培養上清
発現系:Sf9 分泌系
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詳細情報
項目
- 仕様
- 使用例
Ni Sepharose™ excel
ゲルマトリックス |
6%高度架橋アガロース |
---|---|
平均粒子径 |
90 μm |
結合容量*1 |
約10 mg His-tagタンパク質/mlゲル |
推奨線流速*2 |
150 cm/h |
pH安定性 |
2~12(長期)、2~14(短期) |
保存状態 |
20%エタノール、4~30℃ |
HisTrap™カラム
担体容量 |
1 ml、5 ml |
---|---|
カラムサイズ |
0.7×2.5 cm(1 ml)、1.6×2.5 cm(5 ml) |
推奨流速*2 |
1 ml/min(1 ml)、5 ml/min(5 ml) |
限界圧 |
0.5 MPa(5 bar, Column top/hardware pressure) |
*1 サンプルにより異なります
*2 常温、H2Oの場合
*2 常温、H2Oの場合
CHO細胞より分泌されたHis-tagタンパク質を含む培養上清からの精製(Ni Sepharose™ excelとNi Sepharose™ 6 Fast Flowとの比較)
EDTAを含む培地を用いて昆虫細胞より分泌されたHis-tagタンパク質の精製
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