●培地に含まれるキレート剤の影響はほとんどなし
●細胞培養後の清澄化した培養上清を、バッファー交換なしでそのまま添加可能

Ni Sepharose™ excelは、従来品に比べてニッケルイオン(Ni2+)が強固に結合している担体です。10 mM EDTAを含むバッファーで24時間インキュベーションした後も、His-tagタンパク質の結合能は変わりません。His-tagタンパク質を細胞外へ分泌発現させた後、清澄化した培養上清を、キレート剤の有無にかかわらず、バッファー交換なしでそのまま添加できます。
 

お客さまの声

大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻
溝端 栄一先生

期待通りに培養上清から目的タンパク質を精製できてよかった。
サンプル:ヒト細胞膜外ドメインIg5-2-sec
添加剤:細胞培養上清
発現系:Sf9 分泌系

ご注文情報

製品 包装 コード番号 価格(円)
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) Ni Sepharose™ excel 25 ml 17371201 58,200
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) Ni Sepharose™ excel 100 ml 17371202 213,900
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) Ni Sepharose™ excel 500 ml 17371203 809,600
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) HisTrap™ excel 1 本×1 ml 29048586 9,710
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) HisTrap™ excel 5 本×1 ml 17371205 37,100
SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) HisTrap™ excel 5 本×5 ml 17371206 128,100

SDSあり。労安法(ラベル表示義務あり) SDSあり。労働安全衛生法(ラベル表示義務あり)該当製品です。

詳細情報

項目

  • 仕様
  • 使用例

Ni Sepharose™ excel

ゲルマトリックス
6%高度架橋アガロース
平均粒子径
90 μm
結合容量*1
約10 mg His-tagタンパク質/mlゲル
推奨線流速*2
150 cm/h
pH安定性
2~12(長期)、2~14(短期)
保存状態
20%エタノール、4~30℃


HisTrap™カラム

担体容量
1 ml、5 ml
カラムサイズ
0.7×2.5 cm(1 ml)、1.6×2.5 cm(5 ml)
推奨流速*2
1 ml/min(1 ml)、5 ml/min(5 ml)
限界圧
0.5 MPa(5 bar, Column top/hardware pressure)


*1 サンプルにより異なります
*2 常温、H2Oの場合

CHO細胞より分泌されたHis-tagタンパク質を含む培養上清からの精製(Ni Sepharose™ excelとNi Sepharose™ 6 Fast Flowとの比較)

CHO細胞より分泌されたHis-tagタンパク質を含む培養上清からの精製(Ni Sepharose™ excelとNi Sepharose™ 6 Fast Flowとの比較)

EDTAを含む培地を用いて昆虫細胞より分泌されたHis-tagタンパク質の精製

EDTAを含む培地を用いて昆虫細胞より分泌されたHis-tagタンパク質の精製

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