細胞治療薬は、がんや希少疾患など、これまで治療が難しかった領域に新たな可能性をもたらす革新的なモダリティです。そして今、アカデミアやバイオテク企業、バイオベンチャーの皆さまの取り組みに、私たちは深く共感し、皆さまの挑戦に寄り添い、共に歩んでいけることを願っています。
本イベントでは、細胞治療薬製造にまつわる規制に関する講演を通じて、グローバルな視点での製造戦略を考えるヒントをお届けします。また、CAR-T、TILなど、さまざまな治療薬に対応した製造ワークフローやプロセス開発を強力後押しするサービスをご紹介し、皆さまの研究・開発段階に応じた最適なソリューションをご提案いたします。
実際に、日々お客様からのご相談を受けているスタッフが本日も会場におりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
「CAR-T以外でどんな細胞が対応可能なの?」「この工程で困っている」など、どんなお悩みでも構いません。
私たちが目指すのは、単なる製品提供ではなく、皆さまの細胞治療薬開発の旅を共に歩むパートナーであることです。
このイベントを通じて、少しでも多くのインサイトを持ち帰っていただき、そして「Cytivaとなら、もっと前に進めそうだ」と感じていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。
セミナープログラム
- 各公演30 席(予定)先着順となります。
- セミナータイトルやプログラム内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
Time | Title | Speaker |
---|---|---|
16:00 | オープニング | |
16:05 - 16:40 |
細胞治療薬開発におけるIND申請とGMP対応への道のり:Cytivaが導く、細胞治療の規制対応ナビゲーション
細胞治療を研究段階から臨床へと進めるには、各国で異なるものの、徐々に整合性が高まりつつある複雑な規制の枠組みを乗り越える必要があります。 EUでは、EU治験規則(CTR)に基づく治験申請(CTA)において、製品特性、製造管理、効力試験などを記載したIMPD(治験用医薬品文書)が必要です。 これら3地域に共通して、規制当局は細胞治療特有の課題――ドナー由来のばらつき、短い製造リードタイム、投与までの製品品質保持など――に注目しています。 また、PIC/S GMPでは、データインテグリティや電子記録の管理も重視されており、患者ごとに異なる高リスク製品の審査に不可欠です。 Cytivaでは、こうした細胞治療の課題に対応するため、Xuri™バイオリアクター、Sepax™細胞処理システム、FlexFactory™製造プラットフォームなどを提供しています。これらはすべてISO認証の品質システムのもとで開発され、バリデーションガイド、抽出物・溶出物データ、電子監査証跡、IQ/OQプロトコルなど、GMP対応を支援するドキュメントも整備されています。 本ウェビナーでは、世界の規制枠組み、GMPの国際標準、そしてCytivaの技術がどのように連携し、細胞治療の臨床から商業化までの道のりを支えているかをご紹介します。 |
Mingming Li, Ph.D., Global Clinical Partnership Leader, Cytiva |
16:45 - 17:00 |
CAR-T製造の壁を越える:自動化と閉鎖系プロセスによる実践的アプローチ
2011年に慢性リンパ性白血病(CLL)患者、2012年に急性リンパ芽球性白血病(ALL)患者に対する初の免疫療法治療が開始されて以来、CAR-T細胞療法は、複数の新製品が承認・認可されたことをはじめ、多くのパイプラインが臨床試験を開始するなど、ますます注目を集めています。近年では、二重特異性抗原(デュアルCAR- T細胞)や新規の遺伝子編集ツール(CRISPR)などを用いた新たなエンジニアリング手法の開発により、臨床の応用範囲が固形腫瘍やその他の疾患治療へと拡大、安全性の向上や抗腫瘍効果など様々な開発が行われています。 しかし、細胞へのエンジニアリング戦略の進歩が続く中でも、CAR- T細胞療法製造の基本となる工程である“T細胞のIsolation、Activation、Transduction、Cell Expansion”は一貫して変わることはありません。 多くの研究者が、これらの治療法の対象患者層を拡大しようとする中、研究開発フェーズから治験や商業規模での製造フェーズへの移管にあたり、これまでの手作業ベースでの製造工程が大きな課題となり、治療の普及を妨げている現状があります。 これらの課題に対応するために、CytivaではPatient ApheresisからFinal DoseまでをEnd to Endで閉鎖系かつ自動化プロセスにて完結することのできるSefia™ 細胞治療製造プラットフォームをはじめ、柔軟性・モジュール性・デジタル統合性を備えた数多くの装置を揃えております。モジュール性をとることで、用途にあわせて装置やソリューションを組み合わせることにより、絶えず進化し続けるニーズにも適応することができます。 今回のセミナーでは、実際の細胞治療薬の製造現場で使用される装置につきまして、様々なパイプライン(CAR-T,NK/CAR-NK,γδT,TIL)への応用例を交えてご説明いたします。 |
名須川 将史, ゲノミックメディシン事業部, Cytiva |
17:05 - 17:30 |
細胞治療薬プロセス開発を強力に後押し:Modular Process Developmentサービスのご紹介
マンパワー不足や評価時間が足りない等の様々な理由で、細胞治療薬製造に到達するためのプロセス開発を迅速に効率よく実施することは中々難しいと思います。 また、これまでは海外拠点のみでお受けしておりましたMPDサービスが、日本のCytivaでもご利用頂けるようになります。これから構築したいプロセスがある場合やいち早く立ち上げたいプロセスがある場合、是非、MPDサービスのご利用をご検討ください。 |
堀内 賢一, ゲノミックメディシン事業部, Cytiva |
製品体験会&相談会
- 11:00~18:00まで常時スタッフが待機しておりますので、ご都合にあわせてお越しください。