- 過去10ヶ月に3つの新しい製造ラインを立ち上げ、2022年第3四半期にはさらに8つの新しいラインの立ち上げが予定されています。
- 中国およびアジア太平洋地域の顧客に向けたサプライチェーンを維持および確保します。
- Fortem™フィルムを使用したシングルユース製品により、Cytivaはお客様の臨床試験向けの製造や製品上市のスピードアップ、製造効率の向上、コスト削減の拡大を支援します。
2021.9.9
世界的なライフサイエンスリーダーであるCytiva(サイティバ)は、中国におけるバイオプロセス用シングルユース製品の製造能力を継続的に拡大しています。中国最大級のヘルスケア関連企業の一つであるWego Pharmaceutical社と共同して2018年に開設した製造施設の拡張に取り組んでいます。新たに追加されるこれらの製造ラインにより、アジア太平洋地域におけるシングルユース製品の供給能力は3倍になります。
今回予定されている施設の拡張は、新たに8つの製造ラインを追加するもので、そのうち2つは2021年末までに立ち上げ、残りの6つのラインは2022年第3四半期に予定されています。これらの施設拡張により1300平方メートルのISOクラス7クリーンルームの製造エリアと、1200平方メートルの倉庫を増設し、お客様へのリードタイムの短縮とご要望への柔軟性を高めます。
前記の施設拡張は、先日発表したCytivaとPall Corporationによる15億ドル規模の投資の一環となります。
製造能力の増強に加えて、新製品となる100Lから1,000LのXcellerex™ミキサー用バッグを拡張した施設で製造します。この新製品はCytivaの高性能なFortem™フィルムを用いたシングルユース製品であり、地域内での製造することにより、お客様の事業継続に対するCytivaのサポート能力をより高めます。
Cytivaのアジア太平洋地域担当副社長であるFrancis Van Parysは、「世界的な需要の増加に伴い、お客様はより柔軟性と適応性を求めており、その結果、地域内での製造(”in-region-for-region”)を行う傾向が強まっています。Wego社とのコラボレーションは、すでに中国のお客様向け製品にて成功を収めています。今回の製造能力の増強により、コスト効率とリードタイムの短縮により、アジア太平洋地域の製造レジリエンスを向上させるとともに、より広い地域のお客様にも同じく高品質な製品をお届けすることができます。」と言います。
BioPlan Annual Biomanufacturing reportによると、シングルユーステクノロジーの採用は、臨床試験向けの製造や本製造において急速に増加すると予想されています。現在のプレコマーシャルおよび臨床試験向け製造ラインおよび設備の85%以上がシングルユーステクノロジーを採用しています。
Cytivaについて
Cytiva(サイティバ)は、治療法の開発・製造の進歩とその加速をサポートする、テクノロジーとサービスのグローバルプロバイダーです。数百年前までにさかのぼる豊かな遺産と、新たなスタートをあわせ持った存在として、2020年に生まれ変わりました。
私たちのお客様は、基礎生物学研究から、革新的なワクチンや生物製剤、そして最新の細胞・遺伝子治療の開発に至るまで、いのちを救うための活動を行っています。 私たちの仕事は、それらをより良く・より速く・より安全に前に進めるためのツールとサービスをお客様に提供し、患者にとってより良い治療法の開発へとつなげることです。
Cytivaは売上高33億ドルのグローバルライフサイエンスリーダーであり、40か国で約8,000人の従業員が治療法の進歩とその加速のために取り組んでいます。私たちは、多様な規模・視点を持つお客様の信頼できるパートナーとして、研究・製造のワークフローにスピード・効率・キャパシティを提供し、革新的な医薬品の開発・製造・デリバリーを実現します。
私たちは、ヨーロッパ・アジア・北中南米・中東をカバーする40の国と地域で事業を展開しています。
弊社の従業員は、「治療法を進歩させる、もっと速く」という私たちのミッションに対し、日々真剣に取り組んでいます。
弊社は、お客様のアウトカムの実現を目指したイノベーション施設をアジア・ヨーロッパ・アメリカ大陸に有しており、そこで生まれたアイデアを製品やサービスの開発につなげています。