本ページでは、組織分散(Tissue Dissociation)に関連する研究の中で、当社ソリューションである組織分散用装置(VIA Extractor™)や組織分散用酵素(Dissociation Enzyme mixes)が使用されている文献情報を、査読済み論文および査読中の研究(プレプリント等)を含めて紹介します。
細胞単離、シングルセル解析、免疫学研究、再生医療など、さまざまな研究領域で、研究の背景や目的に応じた参考情報としてご覧ください。
これらの文献は、当社製品の特定の成果を保証するものではありませんが、実際の研究でどのように使用されているかを把握するための情報源としてご活用いただけます。
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タイトル:
Establishment and characterization of NCC GCTB16 C1: novel patient derived cell line of giant cell tumor of bone当社の組織分散装置 「VIA Extractor™」 が、Human Cell掲載の論文「Establishment and characterization of NCC-GCTB16-C1: novel patient-derived cell line of giant cell tumor of bone 」において新規患者由来細胞株の樹立に使用されました。
本研究では、巨細胞腫(Giant Cell Tumor of Bone; GCTB)患者の腫瘍組織をVIA Extractor™を用いてシングルセルへ分散することで、初代培養に適した細胞懸濁液が調製されました。その後、安定した増殖能、浸潤能、元となる腫瘍組織との遺伝子配列の高い類似性等の分子学的および生理学的特徴が確認され、巨細胞種研究において有用なモデルが確立されたことが示されました。
患者由来細胞株の樹立には、高い細胞回収率および生存率だけでなく、生細胞の機能を維持した状態で組織を分散することが重要です。VIA Extractor™による細胞機能を維持したままシングルセル化する組織分散が、初代培養用のサンプル調製ワークフローに貢献した事例です。
SPECES:ヒト
Tissue type:骨巨細胞腫(GCTB)
Downstream:培養(患者由来細胞株の樹立、3次元スフェロイド培養)参考文献
Establishment and characterization of NCC-GCTB16-C1: novel patient-derived cell line of giant cell tumor of bone
https://link.springer.com/article/10.1007/s13577-026-01363-7
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タイトル:
Sulfoquinovosylacylpropanediol monotherapy suppresses canine hemangiosarcoma patient-derived xenograft models with vascular remodeling当社の組織分散装置 「VIA Extractor™」 が、bioRxiv掲載の論文「Sulfoquinovosylacylpropanediol monotherapy suppresses canine hemangiosarcoma patient-derived xenograft models with vascular remodeling 」において、犬血管肉腫(HSA)のトランスクリプトーム解析用サンプル調製に使用されました。
本研究では、放射線増感剤として知られる Sulfoquinovosylacylpropanediol(SQAP) の単剤投与効果を、犬血管肉腫患者由来異種移植(PDX)モデルで評価しました。SQAPは培養細胞に対しては限定的な効果しか示さなかった一方で、PDXモデルでは有意な腫瘍増殖抑制効果を示し、その作用機序として腫瘍微小環境の変化が示唆されました。
PDX腫瘍組織のmRNA-seq解析前処理としてVIA Extractor™によるコラゲナーゼ処理が採用され、再現性の高い組織分散が、腫瘍組織からの高品質なRNA回収に貢献した事例です。
SPECES:犬
Tissue type:PDX腫瘍組織 (血管肉腫)
Downstream:mRNA-seq / Transcriptome analysis トランスクリプトーム解析(mRNA-seq)参考文献
Sulfoquinovosylacylpropanediol monotherapy suppresses canine hemangiosarcoma patient-derived xenograft models with vascular remodeling
https://www.biorxiv.org/content/10.64898/2026.07.03.735423v1※本研究は未査読のプレプリントです。内容は今後変更される可能性があります。ご了承ください。
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タイトル:
Automated tissue dissociation for the establishment of human intestinal organoids当社の組織分散装置 「VIA Extractor™」 が、Nature Research(Scientific Reports)掲載の査読済み論文「Automated tissue dissociation for the establishment of human intestinal organoids」 において、ヒト腸管オルガノイド(HIO)研究の効率化に大きく貢献しました。
本研究では、ヒト腸粘膜組織のクリプト(腸上皮幹細胞層)回収にVIA Extractor™ を用い、オルガノイド樹立を実施しました。結果として、従来の手動法と比べてオルガノイド形成成功率が高くなる傾向が示されました。
特に新鮮な生検組織では半自動化装置でより多くのクリプトを回収し、オルガノイドの初期成長数が増加しました。
VIA Extractor™が高品質な細胞単離と安定した培養結果を実現するツールであることを示唆しています。
SPECES:ヒト
Tissue type:腸管粘膜組織
Downstream:オルガノイド樹立参考文献
Yang, W.J., Blahusova, E., Nayak, K. et al. Automated tissue dissociation for the establishment of human intestinal organoids. Sci Rep 15, 19813 (2025).
https://doi.org/10.1038/s41598-025-03905-9
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Developing a functional precision medicine assay to predict pathological complete response in patients with triple-negative breast cancer: Interim results from the PEAR-TNBC Trial当社の組織分散装置「VIA Extractor™」を活用した、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)における治療反応予測アッセイの開発研究が、医療プレプリントサーバー medRxiv に公開されました。
本研究では、早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者の検体を用いた機能的精密医療(FPM)アッセイを構築し、病理学的完全奏功(qCR)予測性能を評価しました。
新鮮腫瘍組織をVIA Extractorで酵素処理・分散し、3Dハイドロゲル中で微小腫瘍を培養するマイクロ流体デバイス上で複数薬剤への反応を計測することで、患者ごとの最適治療を予測しました。
インテリム解析(コホートA、評価可能12例)では、本アッセイがqCR達成患者を感度78%、特異度100%で識別し、ROC曲線下面積(AUC)は0.78という高性能を示しました。VIA Extractor™の技術を組み込んだ本アッセイにより、高品質な腫瘍細胞が得られ、高い予測精度の検査系構築が可能であることが実証されました。
SPECES:ヒト
Tissue type:腫瘍検体
Downstream:マイクロ流体デバイスDeveloping a functional precision medicine assay to predict pathological complete response in patients with triple-negative breast cancer: Interim results from the PEAR-TNBC Trial
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2024.10.25.24314885v2.full※本研究は未査読のプレプリントです。内容は今後変更される可能性があります。ご了承ください。
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Bright Cells, and Inefficient Enzymatic Activity in a Renin Hypomorph Mouse当社の組織分散装置 「VIA Extractor™」を用いた研究成果が、bioRxivにて公開されました。
腎臓の傍糸球体細胞(レニン分泌細胞)は血圧調整に重要ですが、少数かつ散在しているため単離が困難です。
本研究では、Ren1遺伝子座にTA2-tdTomatoレポーターを組み込んだ新規マウス系統(Ren1 ctdTomatoマウス)を樹立し、VIA Extractor™を用いて腎臓組織を効率的に分散・単一細胞化する手法を開発しました。
得られたtdTomato蛍光陽性細胞はフローサイトメトリーにより分取され、レニン分泌細胞の解析に用いられました。
VIA Extractor™を用いた効率的な組織分散により、これまで困難だった希少なレニン細胞の大量取得・解析が可能となり、血圧調節機構や腎血管リモデリングの研究に大きく貢献できる可能性があります。
SPECES:マウス
Tissue type:腎臓組織
Downstream:フローサイトメトリーBright Cells, and Inefficient Enzymatic Activity in a Renin Hypomorph Mouse
https://doi.org/10.1101/2025.05.02.651896※本研究は未査読のプレプリントです。内容は今後変更される可能性があります。ご了承ください。
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