2019.1.30

「折りたたみろ紙」をひもとく:四つ折り、プリーツ折り、Ready-to-Use

By Mohan Nimmagadda, Product Manager

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流速、ろ過時間、そしてプロジェクト全体にかかるコストまで、そのすべてに影響を与えるのが「ろ紙選び」。購入した普通のろ紙を四つ折りやプリーツ折り(ひだ折り)に手作業で折った場合と比較して、「Ready-to-Use」(RTU製品:あらかじめ折られた状態で販売されたろ紙製品)を選ぶメリットを検討してみましょう。


ろ紙の選択肢は膨大にあり、最適なものを選ぶのが難しい場合があります。グレードやフォーマット、参考資料も非常に多いので、そのなかから、スピーディでかつ信頼性があり、結果の一貫性を担保し、費用対効果も高い、あなたの分析に最適な「ろ紙」をどのようにして選んだらよいのでしょうか。

円すい形のファンネルの場合は、ろ紙の「折り方」にもいくつか種類があります。またRTU製品も選択肢としてあります。RTU製品は購入してすぐに使用できるので、作業を一部省くことができ、トータルの時間を短縮し、分析結果における一貫性とデータの再現性を向上させることができます。

本記事では、マニュアルでろ紙を折りたたむ場合とRTU 製品を比較し、それぞれの利点について説明します。また、一般的な2つの折り方「四つ折り」と「プリーツ折り」の違いについても説明します。あなたのアプリケーションやニーズ、予算に応じて最適な「ろ紙選び」にお役立てくだされば幸いです。

なぜ、ろ紙を折るのか?

円すい形のファンネルを使用する場合は、ろ過面積と速度を最大化するために、ろ紙を円すい形に折りたたんでファンネル内に収めます。ここで2つの選択肢があります。普通のろ紙を購入して自分で折る方法と、目的の円すい形にすでに折られた状態の「RTU製品」を購入する方法です。

手作業でろ紙を折る手法は、従来からある確立された方法です。一方、RTU製品「折りたたみろ紙 」は製造コストのため、やや価格が高めかもしれませんが、あなたのチームや分析結果に以下のようなメリットがあります。

折りたたみろ紙「RTU」

  • パッケージ から取り出して、ファンネルに入れるだけなので便利
  • ろ過前の準備時間を最小限に抑え、ろ過作業にかかるトータルの時間を短縮
  • 再現性ある結果を生み出す、一貫したパフォーマンスを実現
  • 折りたたみ精度など、作業者間のばらつきを最小に
  • 折りたたみにかかる労力(人件費)を考慮すると、全体的なコストが削減

アプリケーションやろ過スケールによっても、ろ紙選びは変わってくるでしょう。定量分析においては、四つ折りやプリーツ折りの「折りたたみろ紙」を使用することによって、「正確性と再現性」が向上します。日々複数のろ紙を使ったり、数百という大規模スケールの場合は、「時短と信頼性」のメリットが得られます。

折り方はどう選ぶ?――四つ折りか、プリーツか

さて、自身でろ紙を折るか、RTU 製品を使うか。アプリケーションやチームの優先順位に応じて決めたところで、次は「折り方」について見ていきましょう。

おそらく、「四つ折り」がよく利用されているのではないでしょうか。四つ折りは、シンプルで比較的簡単な一般的な方法です。基本的には、用紙を半分に折って半円を作成し、次に扇形を作成します(図1A)。しかし、四つ折りの折り方はろ紙の表面積を最大限に利用できていません。

ろ紙をプリーツ折りにすることは、折る作業に時間はかかりますが、四つ折りにくらべてろ過の表面積を大きくすることができます(図1B)。プリーツろ紙によって、流速の改善や、ろ過時間の短縮が可能になります。

下記図1では、2つの折り方を紹介しています。どちらの折り方の場合であっても、RTU製品を使用することで、準備時間と作業者による折り方の精度のばらつきを最小限に抑えることができます。

How to quadrant fold and pleat filter paper circles for conical funnel filtration

A. 四つ折り法

How to quadrant fold and pleat filter paper circles for conical funnel filtration

B.プリーツ法

図1.四つ折り (A) 及びプリーツ折り (B) の方法。

ろ紙の「種類」と「折り方」をどう選ぶか?

図2のチャートでは、2つの折り方(四つ折りとプリーツ)について、手作業で折った場合とRTU製品を比較しています。これには初期購入コスト、人件費と時間、およびろ過にかかる総所要時間(準備または折りたたみ時間を含む)が含まれます。

手作業で折ったろ紙と「RTU 製品」の比較

図2.手作業で折ったろ紙と「RTU 製品」の比較

ろ紙の種類と折り方によって、メリットとデメリットがそれぞれあることがわかります。そのため、自身の作業や用途にもっとも影響する項目を考慮し、最適なオプションを選択するとよいでしょう。

たとえば、人件費が特に高い場合は、ろ紙を折る時間を省略することで労働時間を短縮し、RTU製品に切り替えることも一案です。一方、購入コストを削減する必要があり、少量利用の場合は、使用する分だけろ紙を手で折るほうが現実的です。

パフォーマンスも考慮する必要があります。RTU製品を使用すると、折り目が一定の一貫性ある精度であるのに対し、手作業の場合では、人為的なミスや作業者個人間での技術のばらつきのリスクがあります。折り方に関しては、プリーツ折りは、四つ折りと比較して、ろ過流速が改善され、より短い時間でろ過できます。

いずれのろ紙の種類や折り方を使用するとしても、用途や予算、ニーズにあった最適なオプションを選ぶために、このブログがお役に立てれば幸いです。

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