それでは早速2023年 Top10記事です!

2023年は 春に「初めてBiacore™ 実験ノート」が完成し、秋には「Biacore™ 相互作用ナビ」が完成しどちらもランキングに入りました。
特に東京大学 津本先生、長門石先生からご寄稿いただいたスペシャルコンテンツのKD学のススメはぶっちぎりの1位でした。ありがとうございました!

それ以外のランクイン記事では、Biacore™ 測定での留意点の王道かつ深いテーマであるセンサーグラム形状の読み方や固定化に関するものが多かったようです。引き続き切り口を変えて記事をお送りしていきたいと思います。

それ以外にもTop10には入らなかったけど、ちょっと玄人好みの良い記事もたくさんあります。
以下ランキングの先には、Biacore™ コンシェルジュメンバーが選ぶ“2023年この記事は是非読んでみてください!”をご紹介します。

月刊Biacore™コンシェルジュ 2023年 人気記事 Top10

Biacore™コンシェルジュメンバーが選ぶ
「2023年この記事は是非読んでみてください!」

三谷
【お勧め記事】
Biacore™ Simul8 簡易マニュアル
【一言】
このマニュアルを見て是非 Biacore™ Simul8を使ってみてください!実データの確認の時だけ使うのもいいのですが、ゲーム感覚でいろいろパラメーターをいじってセンサーグラムを描画してみるのもお勧めです。慣れてくるとだんだん脳内フィッティング計算ができるようになり、センサーグラムの解釈と解析結果の信頼性を見る目が良くなってきますよ!既出記事「Biacore™ 測定・解析の 固定化に伴う特徴・留意点」でも、マストランスポートリミテーションの影響を説明するために、このツールをフル活用して図を描いています。

高田
【お勧め記事】
Quality Assessment のミカタ ③
【一言】
Kinetics解析の1:1 binding modelでフィッティング計算をした後に出てくる緑・黄・赤の信号機マーク、黄や赤が出てしまった時のデータ解釈に関して、3回シリーズでお届けしました。シリーズ第三弾のQC項目「速度定数がユニークに決定されているようです」。そう言われても何のことだかピンとこないという方もいらっしゃるのでは。でも、こちらがある程度分かると、Kinetics解析のアッセイセットアップを行う際に気を付ける点が理解しやすくなると思います。シリーズ第一弾、第二弾へのリンクもありますので併せてご覧ください。

鯉沼
【お勧め記事】
Concentration and Potency マニュアル
【一言】
Biacore™ をバイオ医薬品の特性解析や品質評価に用いる方が増えてきたことを受け、なぜBiacore™ をそういった測定に用いるのかといった概論から、Biacore™ Insight Softwareで実施可能な濃度測定ならびに力価測定のフォーマット、測定方法、解析方法などをフォローしたマニュアルです。実際のソフトウェア画面を表示しながらどこに何があるか、それぞれのステップにおける操作の意味に至るまで詳細に解説しています。