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Location:Home実験手法別製品・技術情報2D DIGE(蛍光標識二次元発現差異解析)

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DIGE 道場 第4回
電気泳動操作のポイント -標識からSDS平衡化まで-

第4回 もくじ

  1. はじめに
  2. サチュレーションダイによる蛍光標識
  3. 一次元目等電点電気泳動
    • Immobiline™ DryStrip膨潤時の注意点
    • 一次元目等電点電気泳動の注意点
    • Multiphor II 使用時の注意点
    • 電流と電圧
  4. 泳動後の処理
    • 泳動後のIPGゲルの保存
    • SDS平衡化時の注意点
  5. おわりに (本ページ)

Dr. 近藤のコラム
→コラム第4回 「方法を見つける方法」

5. おわりに

上記のようなポイントをきちんと押さえておけば、実験者ごとのばらつきはほぼ解消されて誰でも一定の結果がでるようになる。個人差はどこで発生するのかを考えてできたプロトコールである。

もう一つ最後に注意点をあげると、実験を始める前にはイメージトレーニングをして何をどこでどう使うかを頭の中で反芻しておく方がよい。まったく同じプロトコールにしたがって実験をしているつもりでも、もたもたと試薬を探しながら実験をする人とリズムにのって流れるように操作をする人とでは結果が異なることは考えられる。

一つは反応時間がきちんと守られているかどうかの問題であるし、もう一つはある操作から次の操作までの時間の問題である。待ち時間にぼうっと遊んでいてタイマーが鳴ってあわてて実験台に走っていく人と、指定時間の3分前から実験台の前で待っていてタイマーがなった瞬間に反応を開始・停止できる人とでは結果が違うことは想像に難くない。プロトコールは連続して実験が行われていると想定して作られているので、反応時間が正しく守られているとしても反応の間の指定されていない時間があまりに長かったりランダムだったりすると何かしら結果に影響が出る可能性はある。

実験操作に集中することはとてもDIGEなポイントである。実験への集中は個人の心がけに任せるしかないのか、プロトコールレベルで何かできることはないのか、などと考えるとプロトコールはなかなか難しい。

Dr. 近藤のコラム 「2D-DIGE の熱い心」

→コラム第4回 「方法を見つける方法」

近藤 格


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