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Location:Home実験手法別製品・技術情報2D DIGE(蛍光標識二次元発現差異解析)

DIGE道場看板

はじめに 「DIGE道場とは」

プロテオーム研究の最先端の研究成果が発表されるHUPO(国際ヒトプロテオーム会議)では、近年、オンラインLC-MS法が主流な報告であった。しかし、2007年韓国で開催されたHUPOでのポスターセッションでは、約25%が二次元電気泳動法でのタンパク質分離を採用しており、その中の20%は、蛍光ディファレンスゲル二次元電気泳動法(2D-DIGE)とMSを組み合せた2D-DIGE/MS法が活用されていた。オンラインLC-MS法の報告は全体の37%であった。

この傾向からもわかるように、プロテオーム研究には、これらの2つの手法をはじめとしたさまざまな分析技術を組み合せることが必須であるという認識が高まっている。

新連載「DIGE道場」では、2D-DIGE/MS法で世界的にもトップを独走する国立がんセンター 近藤格先生から、2D-DIGE/MS法を誰にでも確実にプロテオミクス技術の一つとして取り入れることができるよう、全11回(予定)にわたってそのノウハウの詳細を公開いただき、読者研究者のプロテオーム研究がより戦略的な発展を遂げることを期待するものである。

注:近藤先生がDIGE道場でご紹介されているプロトコールの一部は、弊社マニュアルに掲載されているものと異なっています。ご質問などございましたら、弊社バイオダイレクトラインまでお問い合せください。

もくじ

配信 本編 コラム
第1回 (2008年4月配信) 払い腰! 連載「DIGE道場」をはじめるにあたって 基礎から臨床への橋渡し
第2回 (2008年5月配信) 腕ひしぎ十字固め! こんなにすばらしい!2D-DIGE法 DIGEなおサイフの話 - 2D-DIGEは本当に高い?
第3回 (2008年6月配信) 大内狩り! できるプロのタンパク質抽出法 「生涯道場編」

~戦うプロテオーム研究~

第4回 (2008年7月配信) 横四方固め!

電気泳動操作のポイント
~標識からSDS平衡化まで~

方法を見つける方法
第5回 (2008年9月配信) 背負い投げ!

実は簡単!グラジエントSDS-PAGEゲルの作製

大型スキャナー「ハリケーンは来るのか?」

第6回 (2008年10月配信) 片羽絞め!

ゲルボックスを使ったSDS-PAGEゲル作製の実際

二次元電気泳動は何を見ているか

第7回 (2008年11月配信) 袖釣込み腰!

IPGゲルの平衡化から二次元目への添加まで

名人芸お断り

第8回 (2008年12月配信) 腕ひしぎ三角固!

ロボットを使ったスポットの回収

二次元電気泳動の標準化

第9回 (2009年2月配信) 小内巻き込み!

成功するIn-gel digestion法

分離を基盤とするプロテオーム解析の限界と可能性

第10回 (2009年3月配信) !

成功するIn-gel digestion法 ~実践編~

画像解析ソフトウェアはどれがいいのか

最終回 (2009年4月配信) 近藤先生の背負い投げ!

DIGE道場の1年

プロトコールの次に必要なもの

DIGE道場について

DIGE道場は、「本編」と「コラム」から成ります。

本編:マニュアルには載っていない操作のポイントを押さえた二次元電気泳動・2D-DIGEのプロトコールの解説を中心に、2D-DIGEの利点や新しい可能性について鋭く言及しています。

コラム:2D-DIGEに関するちょっとした疑問から近藤先生のちょっとした“つぶやき”まで、本編とは一風変わった視点からの内容です。

●DIGE道場PDFをダウンロードいただけます。
ダウンロードはこちらから


関連リンク

近藤 格 先生の研究室 Webサイト

2D-DIGE に関する基礎情報はこちらから


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