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精製プロセスの概要
図28にはヒト血漿からの第VIII因子、アルブミンおよびIgGの製造におけるクロマトグラフィーステップの概要を示しています。出発原料は凍結血漿または回収血漿です。 第VIII因子プロセスの最初の工程はSepharose™ 4 Fast Flowによるゲルろ過です。次にこの部分的に精製された血漿画分は、続いて3つのステップ(Q Sepharose™ High PerformanceおよびSP Sephorose High Performanceによる2回のイオン交換ステップならびにSuperose™ 12 prep gradeによるゲルろ過)で精製します。もう一つの方法として、その部分的に精製された画分を限外ろ過し、アルブミン/IgGのプロセスで精製することもできます。 アルブミンとIgGプロセスは、最初の2回のクロマトグラフィー工程が共通です。血漿ははじめにSephadex™ G Coarseでゲルろ過し、次にDEAE Sepharose™ Fast Flowでの陰イオン交換クロマトグラフィーに進みます。 アルブミン画分は、次に陽イオン交換体CM Sepharose™ Fast Flowでさらに精製を行い、ゲルろ過担体Sephacryl™ S-200 High Resolutionを用いて最終精製を行います。 IgG画分は陰イオン交換担体Q Sepharose™ Fast Flowでさらに精製し、2回のCM Sepharose™ Fast Flowによる陽イオン交換工程に進みます。2回目の陽イオン交換工程では、S/D処理に使用した溶媒を除去します。
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