ウェスタンブロッティング関連記事
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化学発光イメージングと蛍光イメージングの最適化
生体分子の画像を取得する技術の本質は、光子を収集することにあります。サンプルからより多くの光子を収集することでより鮮明な画像が得られ、鮮明度の低い画像では見逃していたかもしれない微弱なタンパク質のバンドを検出できます。光子を多く収集することでシグナル・ノイズ(S/N)比が高くなり、定量の信頼性が高まります。 ...
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ウェスタンブロッティングとは
ウェスタンブロッティングは、電気泳動の優れた分離能と抗原抗体反応の高い特異性を組み合せて、タンパク質混合物 から特定のタンパク質を検出する手法です。タンパク質の存在を検出するだけでなくタンパク質の状態確認(リン酸化などの修飾)もできます。リン酸化を介したシグナル伝達機構の解析や狂牛病の二次検査での異常型プリオンの検出などライフサイエンスの様々な分野で、目的タンパク質の検出や解析に利用されています。 ...
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電気泳動とは?原理と手法を解説
ウェスタンブロッティングのはじめのステップである電気泳動をご紹介します。大小さまざまなタンパク質が含まれるサンプルをサイズの違いに並べることで目的のタンパク質を見つけやすくなります。...
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ブロッティング(転写)とは?原理と手法を解説
電気泳動後のゲルからメンブレンにタンパク質を転写(ブロッティング)する方法をご紹介します。メンブレンにブロッティングする とことで取り扱いが楽になり、さらにサンプルと抗体とが反応しやすくなります。...
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抗体反応と検出とは?原理と手法を解説
ブロッティング後のブロッキングおよび一次・二次抗体を用いた反応についてご説明します。メンブレンから抗体を除去して別の抗体を使って検出する方法(リプロービング・抗体除去)もご紹介します。...
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ウェスタンブロッティング:トラブルシューティング
実際のトラブル写真を掲載して解決策や改善のためのワンポイントをご紹介します。...
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SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動の原理
SDS(Sodium dodecyl sulfate)-ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)は、目的タンパク質の高次構造を変性して分子量の違いにより分離する手法です。...
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CCDイメージャーの信号/ノイズ比を勘に頼ることなく最適化
ゲルやウェスタンブロットメンブレンにおけるタンパク質やDNAのイメージング、解析は、CCDイメージャーの主な用途です。最新のCCDカメラの感度と広いダイナミックレンジのおかげで、暗室での現像と同等あるいはそれ以上の定量性と利便性が実現しています。...
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ウェスタンブロッティングでリン酸化シグナル検出が難しい3つの原因と解決法
リン酸化は翻訳後修飾の中でも重要性が高く、シグナル伝達、アポトーシス、細胞周期、増殖など様々な細胞プロセスにおいて、詳細に研究されています。リン酸化タンパク質をウェスタンブロッティングで検出するには、実験のステップでホスファターゼ阻害剤の添加やブロッキングバッファーの選択など、一般的な注意点はいくつかありますが、最も検出や解析を困難にさせている要因に下記3つが挙げられます。...
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15分でエクソソーム研究をキャッチアップ エクソソーム(Exosome)特集
細胞間のコミュニケーションに細胞外小胞(Extracellular vesicles、EVs)が使用されているということが知られています。そのサイズや生物学的機能からエクソソーム、MV(microvesicles)などに分類され、中でも直径50~100 nmの小胞はエクソソームと呼ばれ、近年生体内での機能の解明が急速に進んでいます。...
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なぜイースタンではなくウェスタンだったのか - ウェスタンブロッティング
ゲル電気泳動法は、その当時としては画期的な方法で、生化学研究の進展に大きく貢献しました。しかし分析対象が、ウイルスやファージのタンパク質などの比較的単純な系から、真核細胞などの複雑な系に移ってくると、その当時の技術では分解能が不足していることがわかってきました。...
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スキムミルクを最初に使ったのは誰? - ブロッキング剤
ウェスタンブロッティングではプローブの非特異的結合を抑えるために、ブロッキング処理を行うのが普通です。この処理を行うためのブロッキング剤としてしばしば使われるのがスキムミルク、つまり脱脂粉乳です。...
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ウェスタンは想定の範囲外 - ECL™
ラジオイムノアッセイ(RIA)を用いた診断や生物学分野での標的分子の検出など、さまざまな需要に応えて世界でも有数の放射性同位体化合物メーカーに成長したアマシャムでしたが、1980年代に入ると早くもその前途には疑問符がつくようになりました。...
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ECL™と同時に画像解析装置もつくろうとしたのですが...CCD画像解析装置
1960年代後半から1970年代にかけて、ベル研究所の機器部門は革新的で挑戦的な機器の開発に集中していました。半導体レーザー、固体レーザー、ホログラフィー、非線形光学、磁気バブルメモリーなどがその例です。...
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