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実践編-2:相互作用解析手法を用いた低分子スクリーニング その1(6)目次 6. まとめ今回は、ITC測定を用いることにより、抗シガトキシン抗体10C9が結合することのできる低分子化合物の選別、同定を行いました。ITC測定では、10C9 IgGと特異的に結合する分子種は滴定プロファイルにおいて明確な反応熱を示すことが確認できました。そこから同定された分子に共通する構造学的特徴から、10C9 IgGは、本来の抗原であるCTX3CのAB環部分と類似した化合物の構造を見分け、水酸基の配置までも厳密に認識していることが示されました。低分子化合物に対する10C9 IgGの特異的結合の有無を見分ける手段として、ITC測定は非常に有効であることを示すことができました。 次回は部位特異的変異導入と表面プラズモン共鳴を組み合わせて、この抗体がどのようにして抗原特異性を創出しているかについての研究をご紹介します。またお会いしましょう。 謝辞本稿の執筆に際し、東北大学多元物質科学研究所の宇井美穂子氏(※2009年9月まで本研究室に所属)に多大なるご協力をいただきました。厚くお礼申し上げます。 「相互作用解析の王道」について「相互作用解析の王道」は、2009年8月よりバイオダイレクトメールでお届けしています。
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