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原理:其は王道を歩む基礎体力(1)目次
1. 相互作用解析序論みなさんこんにちは。今回は、表面プラズモン共鳴法(Surface Plasmon Resonance法:SPR法)と等温滴定型熱量測定法(Isothermal Titration Calorimeter法:ITC法)という、最近20年間でもっとも進化した測定法がどのような原理で相互作用解析に用いられているかを、「やさしく」解説したいと思います。たくさんの数式が出てきますので、「これはまいった」と思われる読者の方も多いと思いますが、ほとんどは誰もが大学教養課程で学ぶレベルです。また、これらの前提をしっかりご理解頂くことで、次回以降に解説予定のいろいろな測定について、特に個々の手法の得意な点、苦手な点がより身近なものになると思います。 ここで述べる相互作用解析は、基本的に二分子の結合、解離です。二分子が出会ったときに見られる、何らかの変化量を観察するわけです。表面プラズモン共鳴ですと質量変化、熱量測定ですと熱量変化を観察します。今回は述べませんが、例えば蛍光色素でラベルした分子を用いれば、その色素の溶液中での振る舞い(運動性、最大蛍光波長、強度など)を観察することで、簡単な仮定から同様に結合・解離定数を求めることが可能です。主な比較は次回以降に解説しますが、Cytivaが最近出されたカタログの中に、大変分かりやすい比較表がありますので、そちらもご参照ください。それでは始めます。 次へ(表面プラズモン共鳴を用いた速度論的解析 - 測定原理) 「相互作用解析の王道」について「相互作用解析の王道」は、2009年8月よりバイオダイレクトメールでお届けしています。
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